
妊婦さんへ
当院は妊婦さんを全力で応援します。
妊娠初期はまだしも、妊娠も後期に入ると全体的に身体の使い方も変わっていきます。
肩凝りや頭痛なんかも非常に出やすくなりますよね。
でもね、我慢する必要なんてありません。
出産後は否が応でももっと身体はきつくなります。
出産前の身体の状態が思わしくないと、そのきつさもより強くなることでしょう。
できれば最高の状態で出産に臨みたいものです。
お母様方が少しでもより良い状態で出産に臨めるようにお手伝いさせて頂ければ光栄です。
妊娠中に出る痛みの特徴と原因
妊娠初期~妊娠中期に関しては通常と身体の使い方もそう変わらないので日常生活の延長線上での症状と考えていいでしょう。
ただ妊娠後期に入るとおなかも大きくなってきて人によってはたいへん重く感じたりもしますし、なんにせよ身体の使い方そのものが変わってきます。
黙って立っている時の体重のかけ方はもちろん、歩く時も通常と同じような歩き方は少しずつできなくなりますよね。
通常と違う歩き方になるということは、今まで使っていなかった筋肉に急に負荷がかかるようになるということですから、その負荷がかかる筋肉が健康的でないと筋肉はその負荷を賄いきれないため、急激に固くなってしまいます。
そしてそれが直接痛みへと発展してしまうのです。
黙って座っている時なんかに関しても、中々背筋を伸ばすのも億劫になってくるでしょうし、通常よりも猫背になりがちになってしまうので、その影響からくる肩凝りや、頭痛等も出やすくなってしまいます。
骨盤自体も少しずつ動いてくるのが妊娠後期ですが、骨盤の影響で腰が痛い、というよりも身体の使い方が変わるから身体への負担のかかり方が変わり、それが痛みの原因になる、ということで間違いありません。
なので、ちゃんと痛みの原因を探り、それを解決することにより、たとえ妊娠中であっても痛みはちゃんと取れますし、身体も全然楽にすることができるということです。
治療方法について
≪妊娠初期≫
だいたい4ヶ月ぐらいまではうつ伏せの治療は可能なので、うつ伏せになることへの本人の抵抗が無ければうつ伏せも含む治療をします。
本人が少しでもうつ伏せへの抵抗があればうつ伏せ無しで治療します。
主訴が腰痛であっても腰周りは基本的に触りません。
うつ伏せで腰を押すなんてのも行いませんのでご安心下さい。
≪妊娠中期≫
だいたい5ヶ月を過ぎると、基本的にはうつ伏せでの治療はしません。
多少お腹が出てくる時期ではありますが、本人の希望であればその状態を診たうえで、うつ伏せでの治療も可能ではあります。
≪妊娠後期≫
基本的にうつ伏せの治療はしません。
基本的には横向きでの治療・仰向けでの治療と、座った状態での治療を行います。
この時期にギックリ腰になんかなってしまった方にはまずは座った状態で治療したのち、横になれれば横になっての治療も致します。
当院は妊娠してるしていないに関わらず、腰が痛いからといって腰を揉むというような事は基本的にしません。
腰が痛いといっても他の所に原因があるからです。
基本的に腰の痛みと言えども、腰を触らなくても痛みは取れます。
妊娠中だからといって我慢する必要は全くないと思います。
慢性的な痛みやダルさ等の症状はストレスとなり赤ちゃんにも良い影響は与えませんでしょう。