『病院で自律神経失調症と言われた…』
『なんかよくわからないけど色々と調子が悪い…』
『この症状は自律神経のような気がする…』
このような方、今までも現在も非常に多く見受けられます。
自律神経って説明できますか?
しかしながら、そもそも自律神経とはなんなのか?
と、問われると自律神経失調症と診断を受けたことがあるそのほとんどの方が説明できないというのが現状です。
そしてこれも自律神経失調症をあたかも精神的なものから起因するものとなんとなく理解されてる方もまた、多いです。
精神的なものと言ってしまえばそれも間違ってはいないんですが、そんな単純な話でもないということです。
そもそも自律神経とは?
そもそも自律神経とは『内蔵を自律的に(自動的に・勝手に)調整してくれている神経』です。
大きく分けて【交感神経】と【副交感神経】に分けれらます。
この交感神経と副交感神経はだいたい逆の働きをします。
◆交感神経⇒自身が覚醒・興奮している時に、その身体に合うように色々調整してくれている神経
◆副交感神経⇒自身がリラックスしている時に、その身体に合うように色々調整してくれている神経
です。
◆具体的には、血液の流れをコントロールしたり、呼吸をコントロールしたり、体温をコントロールしたり、消化をコントロールしたり、要するにほぼほぼなんでもです。
要するに自律神経失調症と診断してしまえばなんでも当てはまっちゃう、診断する側からすれば楽であること極まりない診断名と言えます。
なぜ自律神経が失調するか?
自律神経失調症とはこの交感神経と副交感神経とのバランスが悪くなってしまうことにより、色々不具合が各部位に出てしまうことの総称です。
ではなぜこの自律神経がバランスが悪くなってしまうとということになりますね。
ここで精神的な要因が出てきます。
主に自律神経のバランスが悪くなることの大きな原因は以下4点です。
①精神的ストレス
②食生活
③寝不足
④運動不足
要するに割となんでもなんですね。
逆に言うと自律神経が失調する直接的な原因って色々あるっていうことです。
そして実は上記よりも大きく共通する点があります。
★体温が低い
これが1番大事かも知れません。
自律神経失調症と診断されたことがあるような方はほぼ皆様平熱が低い傾向です。
朝の時点で36℃ギリギリやそれ以下の35℃台、通常であれば体温があがる日中の活動時であっても36℃台前半、日中に35℃台だったりすると色々と不具合が無いということは有り得ません。
自律神経を整えるということは、大変難しい事ではありますが、まず『体温を上げる』ための行動・食事をする、ということを意識することがマストです。
自律神経を整えるには?
治療を試みるということは物凄く重要なのですが、自分の生活を顧みるということがもっと重要です。
上記4点のうち、①精神的ストレスをどうこうするのは難しいですよね。
個人的にはアドラー心理学がおすすめなのですが、ここではそれはとりあえず置いておきまして、
②食生活③寝不足④運動不足はどうにかできることです。
『いやいや無理って』という方は、とりあえず1個からです。
②食生活について
まずは身体を温める食べ物というものを知る事です。
今まで知らず知らずのうちに身体を冷やしてしまう食べ物を多めに摂ってしまっていたという方は結構たくさんいらっしゃいます。
なのでまずは知ることからですね。
③寝不足について
まずは床についてスマートフォンを見ることを止めて下さい。
それだけでも寝る時間を確保できますし、寝る前に眼に光を当て続けているという事実を理解して下さい。
あとは頑張って何かを諦めてなんとか時間を確保して下さい。
『眠れない』という方、身体は横になって目を瞑っておくだけでもちゃんと休息できます。
眠れなくても大丈夫です。
電気を消して目を瞑って力を脱力しておいて下さい。
眠れなくてもちゃんと身体は休息します。
眠れなくても大丈夫です。
④運動不足について
私が言えたもんではありませんが、『時間が無い』というのは言い訳です。
『時間が無い』は『やる気が無い』んです。
厳しいようですが、どのような方でも時間は作れます。
まずは10分とかでも全然いいです。
とりあえずウォーキングからです。
10分の時間が取れない方とかいませんよね?
上記3点どれかも『いやいやできねぇよ』という方は、大変残念ですが、自分の身体を改善させる気が無いということだと思います。
①精神的ストレスについて
さて、ここで戻って精神的ストレスですが、その精神的ストレスの原因がなにかがわかっている方はいいんですが、特に理由もわからずモヤモヤがずっとある方もいらっしゃいますよね。
理由が明確な方はそれを避ければいいですが、理由がわからない方に関してはなにかを変えないとなにも変わりません。
例えば何かを始めたり、何かを止めたり。
それでも『どうすればいいかわからない。』という方はとりあえず上記②③④をなんとなくやって下さい。
そもそも精神的ストレスがあるわけなので、別に頑張って意地で続ける必要はないと思います。
気が向いたらやって、気がのらない時はサボって下さい。
長い目で続けられれば十分です。
まずはそこからだと思います。
一気に考えてもやることが押し寄せてきて何から始めればいいかわからなくなるので、とりあえず目の前の一つからやりましょう。
その一つの繰り返しが大事です。
たいした解決法は提案できず申し訳ありませんが、小さなことでもまず一つ、ということでしか物事は進みません。
その一つが頑張らないといけないかも知れませんが、それすれ難しいという方は無理はしないで下さい。
長い目で考えましょう。
整骨院えんなりの自律神経へのアプローチ
身体がゆがむと自律神経も不調になります。
したがって自律神経の治療を考える時に身体のカタチを整えるというのことは非常に有効だと考えます。
それに加えて、最も効果的だと思うのが【複合高周波EMS“楽トレ”】です。
“楽トレ”とは簡単に言うと、インナーマッスルへアプローチできる電気治療ですが、同時に内臓脂肪と消化器系へのアプローチが可能です。
なにより、結果的に代謝を改善させ、体温を上げることに繋げることができるので、非常におすすめです。
ストレートに改善することと言えば消化器系へのアプローチということで便秘や下痢を始めとした疾患です。
この“楽トレ”自律神経への働きかけを考えたとしてもは非常に効果も期待できるので、上記リンクから詳細ご覧頂ければと思います。
他に【内蔵調整】という治療方法が御座いますが、こちらは胃・消化器系をメインとしたアプローチになるので、胃・消化器系が一番の原因である不調の場合にはとても有効です。
症状の出方によっては鍼治療等が有効な場合もあるので、患者様の状態に沿って対応させて頂いております。
しかしながら自律神経の問題は大変難しい問題で、他者だけがどうこうしてより良い身体の状態を作っていくというのは不可能です。
どうにかしたけらば自分の行動の何かしらを変えないと難しいという現実はある、ということは頭に入れておいた方がよいでしょう。
例えばウォーキングを始めるなど。
『自分は自律神経失調症と診断されたが良くなるか?』という質問には正直明確には答えられません。
改善はできるかも知れませんが、症状次第となります。
しかし出来る限りの事はさせて頂きます。