足首に捻挫に関して、盲目になりがちであり非常に重要なのが膝と足首の間の筋肉です。

上の図はその一つですが、足の指まで繋がっているのがわかります。

最も多い足首の捻挫は【内反捻挫(ないはんねんざ)】という捻り方の捻挫ですが、この形の捻挫は足首の外側、外くるぶしの下らへんの靱帯の損傷に加えて、上図の長趾伸筋という筋肉を急激に引き延ばしてしまいます。

筋肉というのは急激に引き延ばされると防御反応で急激に緊張する特性があります。

その反応による緊張というのは非常に強く、その後もしばらくその緊張が続くことになります。

これを放っておくとその緊張した筋肉はそのまま固くなってしまい、それが足首の痛みの原因になるのです。

俗に言う捻挫による2次的な痛みです。

1次的な痛みはその時に直接各部位が損傷した痛みであり、2次的な痛みはその防御反応により固くなってしまった筋肉により痛みに発展します。

捻挫の痛みが長引くことや、一般的に言われる【古傷(ふるきず)】なんかの原因はこれによるものです。

当院の捻挫の処置について

当院で最も大事に考えていることは、簡単に書いて以下のようなイメージです。

①適正なアライメントに戻す
②腫れを抑制する為の圧迫
③適正なアライメントの状態で動かす

足関節というのは下の図のようにごつごつした骨が複数複雑に並んでおり、その並び方も決まっています。
ごつごつしてるからこそ綺麗にフィットして並んでいないと不合理が生まれてしまうんです。

①:一定以上の強度の捻挫は足関節のそれぞれの骨の位置関係がずれてしまいます。
このズレがあるとそれだけで痛みになってしまうので、まずはこのズレを正しい状態に戻さないといけません。
ひとえに戻すといっても実は割と経験が大事で、コツが必要です。
みんながみんな捻挫すればアライメントがズレるというわけではありませんが、実際にズレが生じたとしてそれを元の状態に戻してあげるだけでも症状が劇的に軽減したりもします。それほどこの工程は大事です。
ちなみに自身でこれはおこなうのは無理です。

②:一定以上の強度の捻挫は内部の組織が損傷する為、内部で出血等が起こります。
この出血等が腫れの原因になるのですが、腫れが一定以上になってしまうと、内部の圧力が高くなりますので、この内圧自体が痛みの原因になります。
この『内圧の上昇の抑制』ということと、『正しいアライメントのの維持』、そして『固定』という意味でテーピングをおこなっております。

③:当院のテーピングは固定というより『補正』というイメージで巻いております。
加えて周りの筋肉の緊張状態を解いて、生理的に正しい状態に近付けたうえでテーピングをすることにより、正しい使い方というものができるようになります。
当院の初期処置で関節のアライメントを調整し、周りの筋肉状態を適正化し、その状態で動かすことにより、回復のスピードも早くなります。
もちろん程度にもよるのですが、内出血と腫れを伴う割と強度の捻挫であっても痛みを無視して歩くことを繰り返すことにより、治りも断然早くなるのです。

とにかく早く治したい人へ

当院はスポーツをしている学生の患者様も多い為、なるべく早い段階での競技復帰を目指して治療をしております。

当院の捻挫の治療は基本的になるべく【固定・安静】を短くし、【補正・負荷】をすることでただただ固定して治るのを待つよりも断然回復も早くなり、例えば学生さんであれば競技復帰も早くできるようになります。

捻挫の治療において固定期間・安静期間が長ければ長い程痛みも長引いてしまいます。
それは使わないことにより筋肉が極端に固くなってしまうため、その固くなってしまった筋肉が新たな痛みの原因になってしまうからです。

当院代表も学生時代野球部でレギュラーか補欠かの位置にいたので、休む恐怖はよくわかります。
『なるべく早く復帰したい』、『なるべく休みたくない』、なんなら『監督にバレたくない』等、理由があって早く治したい方は是非ご相談下さい。

足首の捻挫に関しては今までのブログはこちらをご覧下さい。