鍼(はり)というと、ほとんどの方が『恐い!!』『痛そう!!』とイメージされてるような気がします。
注射と比較されてる方も多いのでは??
こちら、それぞれの鍼の太さを表しています。
④と⑤が一般的に鍼治療で使う鍼の太さです。
①輸血用注射針 : 外径1.20㎜ ・ 内径0.94㎜
②採血用注射針 : 外径0.70㎜ ・ 内径0.48㎜
③皮下注射用注射針 : 外径0.50㎜ ・ 内径0.38㎜
④鍼治療用の鍼 : 外径0.18㎜
⑤鍼治療用の鍼 : 外径0.14㎜
もちろん病院や用途でもっと様々だとは思いますが、参考にでもなればと。
ちなみに人の髪の毛は日本人だと0.06㎜~0.10㎜、平均で0.08㎜ぐらいだそうです。
当院では主に④の太さの鍼を使用しております。
基本的に痛くはありません。
場所によりちょっとチクッとするぐらいです。
鍼を打たれた事に気付かない方もいらっしゃいます。
恐怖心を持ってらっしゃる方ほど、一度体験して頂ければ良い意味であっけないと感じることでしょう。
中には感染等のご心配をされる方もいらっしゃいますが、当院の鍼は100%使い捨てを使用しておりますので、ご安心下さい。
鍼を使った治療の方法
治療のアプローチの仕方もいくつかあります。
①筋肉に打つ。
痛みの原因になっている筋肉を定め、その単体の筋肉を狙って打ちます。
手で施術するよりも、より効果的にアプローチできます。
しかし、原因になっている筋肉をしっかり定めないと効果はありません。
その為に、問診・徒手検査等しっかりやる必要があります。
最近特に効果的だと感じるのが、腱鞘炎やテニス肘・野球肘等の痛みで、直接的な原因となっている箇所にピンポイントで刺激すると結構痛みが取れたりします。
②ツボ(経穴)に打つ。
東洋医学独自の見解で、原因となっている五臓六腑を定め、本来ある人間の自然治癒力を引き出すように調整する目的で特定のツボに打ちます。
有名な『足三里』なんかは本当に胃に対する効果が出やすいです。
③神経に打つ。
刺激が特殊で嫌いな方が多いので当院ではほとんどやりませんが、過敏になってる神経の鎮静、また、機能が落ちてしまっている神経の覚醒の目的で単体の神経に打ちます。
当院ではほぼ①と②の方法で施術致しますが、②に関しては全く関係の無いようなところに打つにも関わらず、身体は明らかに楽になる。東洋医学の神秘ですね。