実は《骨盤底筋》という固有の筋肉は存在しません。
具体的には【恥骨直腸筋】【恥骨尾骨筋】【腸骨尾骨筋】【深会陰横筋】【浅会陰横筋】【外肛門括約筋】【外尿道括約筋】【球海綿体筋】【坐骨海綿体筋】を総称して《骨盤底筋群》と言います。

一般的に言われる骨盤底筋はこの骨盤底筋群のことですね。
なので、『骨盤底筋がぁ~』とかなんとか言ってる人がいたら影でコケにして大丈夫です。
骨盤底筋群の具体的な働きは?
骨盤底筋群は、骨盤の底に位置し、ハンモックのように内臓を支える役割を持つ筋肉群です。主に以下のような働きをしています。
1. 内臓の支持
膀胱・子宮・直腸などの骨盤内臓器を適切な位置に保持し、内臓の下垂を防ぎます。
特に出産後や加齢によって筋力が低下すると、子宮脱や膀胱脱などのリスクが高まります。
2. 排尿・排便のコントロール
尿道括約筋や肛門括約筋と連携し、尿や便の排泄をコントロールします。
骨盤底筋が弱ると、尿もれ(腹圧性尿失禁)や便失禁のリスクが上がります。
3. 姿勢の安定と腰痛予防
骨盤底筋は腹横筋・多裂筋・横隔膜とともに「インナーユニット」として働き、体幹を安定させます。
これにより、正しい姿勢を維持し、腰痛や骨盤の歪みを予防します。
4. 出産時のサポート
妊娠中は子宮を支え、出産時には赤ちゃんをスムーズに産道へ送り出す役割を担います。
産後は緩んだ骨盤を引き締め、回復を助けます。
5. 性機能の向上
骨盤底筋は性機能にも関与し、適切に働くことで膣や会陰部の血流を促し、感度の向上や性交痛の軽減に寄与します。
骨盤底筋群を鍛えるメリット
骨盤底筋を鍛えることで、尿もれの予防・改善、腰痛の軽減、姿勢の安定、産後の回復促進など多くのメリットがあります。
ケーゲル体操やピラティス、適切な呼吸法を取り入れると効果的です。
骨盤底筋群の働きが弱くなると起こること
骨盤底筋群が弱くなると、さまざまな不調やトラブルが発生します。特に、女性は妊娠・出産や加齢による影響を受けやすく、男性でも運動不足や姿勢の悪さが原因で筋力低下が起こることがあります。
1. 尿もれ(尿失禁)
骨盤底筋群が排尿をコントロールできなくなると、**咳やくしゃみ、笑ったときに尿が漏れる(腹圧性尿失禁)**が起こりやすくなります。特に出産後や更年期以降の女性に多い症状です。
2. 便秘・便失禁
排便時に肛門括約筋とともに働く骨盤底筋群が弱ると、便のコントロールが難しくなります。
- 便秘:排便時に十分な力をかけられず、スムーズに出せない。
- 便失禁:筋肉がゆるむことで、不意に便が漏れることがある。
3. 骨盤のゆがみ・腰痛
骨盤底筋群は、体幹のインナーマッスル(腹横筋・多裂筋・横隔膜)と連携して姿勢を支えています。
筋力が低下すると、骨盤の安定性が失われて歪みが生じやすくなり、腰痛や股関節痛の原因になります。
4. 内臓の下垂(骨盤臓器脱)
骨盤底筋群は膀胱・子宮・直腸を支える役割がありますが、筋力が弱まると内臓が下がりやすくなるため、次のようなトラブルが起こることがあります。
- 子宮脱(子宮が膣の外に出てくる)
- 膀胱瘤(膀胱が膣側に飛び出す)
- 直腸瘤(直腸が膣側に押し出される)
特に出産後や更年期の女性に多い症状ですが、男性でも長年の姿勢不良や加齢でリスクが高まります。
5. 姿勢の崩れ・ぽっこりお腹
骨盤底筋群がうまく働かないと、骨盤が前傾・後傾し、猫背や反り腰になりやすくなります。その結果、腹筋のバランスが崩れ、下腹がぽっこり出やすくなります。
6. 性機能の低下
骨盤底筋群は性機能にも関与しており、筋力が低下すると次のような影響があります。
- 女性:膣まわりの筋力が低下し、性交痛や膣のゆるみが起こる。
- 男性:勃起力の低下や早漏の原因になることがある。
骨盤底筋を鍛えることで予防・改善できる!
骨盤底筋の低下によるトラブルを防ぐために、ケーゲル体操やピラティス、スクワットなどのトレーニングを習慣にすると効果的です。特に、産後や加齢により筋力が落ちやすい時期には、意識的に鍛えることが大切です。
ってchatGPTが言ってましたw