膝の棚障害は、膝に痛みや違和感を生じる原因のひとつで、特にスポーツをする人に多く見られます。
この障害は滑膜ひだと呼ばれる組織の炎症が原因ですが、実際には筋肉の緊張が深く関係していることも多いです。
整骨院えんでは、この筋肉の緊張に対して鍼治療を行い、根本からの改善を目指すアプローチをとっています。
今回は膝の棚障害について詳しく解説し、当院での鍼治療による対処方法についてもご紹介します。


目次

  1. 膝の棚障害とは?
  2. 膝の棚障害の原因(筋肉の緊張との関係)
  3. 膝の棚障害の症状
  4. 診断方法
  5. 治療方法(整骨院えんでの鍼治療アプローチ)
  6. 棚障害の予防法

1. 膝の棚障害とは?

棚障害は、膝関節内の滑膜ひだが炎症を起こして痛みを引き起こす障害です。
滑膜ひだは通常、滑らかで問題を起こしませんが、膝への過度な負荷や筋肉の緊張が続くと、炎症や痛みが生じることがあります。
特に膝を多用するスポーツ選手や、膝を酷使する職業の方に多く見られます。

2. 膝の棚障害の原因(筋肉の緊張との関係)

膝の棚障害の原因として挙げられるのは、主に以下の通りです。

  • 膝への過度な負荷:膝を使う激しい運動を続けることで、滑膜ひだに過剰な負荷がかかり、炎症が発生しやすくなります。
  • 筋肉の緊張:膝周囲の筋肉が緊張して硬くなると、滑膜ひだに余分なストレスがかかりやすくなり、炎症や痛みを引き起こす原因になります。
    この筋肉の緊張が棚障害の大きな要因となるケースも多く、根本的な改善が求められます。
  • 外傷:転倒や打撲などで膝を強打した際に、滑膜ひだが損傷し炎症を引き起こすことがあります。
  • アライメント異常:膝関節のアライメント(位置や形状)の問題があると、滑膜ひだに負担がかかりやすく、障害を引き起こしやすくなります。
    実はこのアライメント異常も周囲の筋肉の緊張によるものが大きく、整骨院えんではその筋肉へのアプローチで根本的に改善します。

3. 膝の棚障害の症状

棚障害の主な症状は以下の通りです。

  • 膝の痛み:特に膝を曲げたときに痛みが生じやすく、正座やしゃがむ動作で痛みが強くなることが多いです。
    階段に関しては降りよりも昇りで出るパターンが多いです。
  • 膝の腫れや違和感:滑膜ひだの炎症により、膝が腫れたり、内部に違和感を感じることがあります。
  • 動作制限:膝の屈伸がしにくくなる、または動かす際に「カクカク」という音がすることがあります。

4. 診断方法

棚障害の診断には、以下のような方法が用いられます。

  • 問診と触診:痛みが出るタイミングや部位を確認し、炎症の程度を見極めます。
  • MRI検査:滑膜ひだの肥厚や炎症が確認できるため、膝内部の状態を詳しく調べるために使用されます。
    基本的にはMRI検査がおこなわれるのは極々少ないです。
  • 関節鏡検査:必要に応じて、膝内部を直接確認することで、滑膜ひだの状態を詳細に把握します。
    これが必要になるので、余程強い痛みや運動制限がある場合です。

5. 治療方法(整骨院えんでの鍼治療アプローチ)

棚障害の治療方法には保存療法と外科的療法がありますが、諫早整骨院えんでは筋肉の緊張に由来する場合、鍼治療を用いて根本改善を目指します。

保存療法

  • 休息:膝にかかる負担を軽減するため、安静にしながら痛みの回復を促します。
  • アイシング:患部を冷やすことで、炎症や痛みを抑えます。
  • ストレッチ・リハビリ:太ももやふくらはぎの筋肉を緩め、膝への負担を減らすための運動を行います。

鍼治療(整骨院えんのアプローチ)

諌早整骨院えんでは、膝周辺の筋肉の緊張を和らげるために鍼治療を行います。
鍼は、筋肉の深層にまで直接アプローチできるため、緊張を根本から緩和するのに非常に有効です。
筋肉がほぐれることで滑膜ひだにかかる負担が減少し、痛みや炎症の軽減が期待できます。
鍼治療は自然治癒力を引き出す治療方法でもあり、痛みや不調を抱える方にとって安心して受けられる方法です。

外科的治療

鍼治療などの保存療法で改善が見られない場合、外科的治療が考慮されます。
膝関節内の滑膜ひだを除去する手術が行われることがあり、再発リスクを抑える効果が期待できます。

6. 棚障害の予防法

棚障害を予防するためには、膝と周囲の筋肉にかかる負担を軽減することが重要です。

  • ウォームアップとクールダウン:運動前後にウォームアップやクールダウンを行うことで、膝や筋肉の負担を軽減します。
  • 適切な筋力トレーニング:太ももやふくらはぎの筋肉を強化し、膝の安定性を保つようにしましょう。
  • 体重管理:適切な体重を維持することで、膝への負担を軽減できます。
  • フォーム改善:ランニングやジャンプの際のフォームを見直し、膝への負荷を最小限に抑えましょう。

まとめ

膝の棚障害は、滑膜ひだの炎症によるものだけでなく、筋肉の緊張も大きな原因となることが多いです。
諌早整骨院えんでは、鍼治療によって筋肉の緊張をほぐし、膝への負担を軽減するアプローチを提供しています。
膝に痛みを感じる場合は早めの対処が大切ですので、ぜひ当院でのご相談を検討ください。