だいぶ寒くなってきましたね。

既に暖房器具を使ってらっしゃる方も多いのではないのでしょうか?

私の自宅はとりあえずは朝だけオイルヒーターが稼働しております。

私自身は通勤ではもう暖房フル稼働です。

実はもう整骨院でも灯油のファンヒーターつけてます。

意外にほとんどの人が気付かないのが面白いですが。

暖房色々

さて、以前様々な暖房器具のそれぞれの身体に対する影響を書いた記事が非常に好評だったので新たにまた書いております。

皆さんは何を使いますか?

①エアコン
②石油ストーブ
③石油ファンヒーター
④ガスファンヒーター
⑤ハロゲンヒーター
⑥オイルヒーター
⑦コタツ
⑧ホットカーペット
⑨床暖房
⑩パネルヒーター

書いてみたらまぁ色々ありますね。

今回は簡単に身体的なものも含めたメリットデメリットを書いてみます。

①エアコン

✖乾燥する
✖埃が舞う
✖足元は温まりにくい
○簡単

②石油ストーブ

✖遅い
✖灯油の臭い
○広い部屋にも強い
○満遍なく温まる

③石油ファンヒーター

✖埃が舞う
○早い

④ガスファンヒーター

✖埃が舞う
✖ガス代が高い
✖予め設備が必要
○部屋を暖めるには1番早い

⑤ハロゲンヒーター

✖目の前しか温まらない
✖電気代が高い
○一瞬で温かい

⑥オイルヒーター

✖温まるのが遅い
✖電気代が高い
✖広い部屋は暖めきれない
✖気密性が無いとほぼ温まらない
○1番身体に優しい

⑦コタツ

✖そこしか温かくない
✖乾燥する
○でも1番気持ちいいかも
○早い

⑧ホットカーペット

✖乾燥する
✖基本的に部屋は温まらない
○気持ちいい
○なんとなく部屋も温まる

⑨床暖房

※電熱式と温水式がある
【電熱式】
✖やや乾燥しやすい
【温水式】
✖遅い

○どっちにせよ部屋全体が温まり風も無く埃も舞わない

⑩パネルヒーター

✖電気代が高い
✖部屋全体を温めるとするとやや遅い
✖広い部屋を暖めるには役不足
✖気密性が無いとほぼ温まらない
○風が無いので埃が舞わない

身体に優しい熱の種類

実は熱にも種類があり、【乾熱】と【湿熱】があります。

乾熱というのは簡単に言うと電熱線を熱くした熱を利用しているもので、湿熱というのは液体を温めてその熱を利用しているものです。

★実は身体やお肌に一番優しい熱の伝え方は液体で温めた熱を間接的に伝える方法です★

【乾熱】ホットカーペット・コタツ・ハロゲンヒーター・エアコン
【湿熱】オイルヒーター・温水式床暖房・お風呂・湯たんぽ

最も身体に優しい熱源は何かというと、オイルヒーター・温水式床暖房・湯たんぽです。

お風呂もすごく温まりますが、お風呂から上がった際肌から水分が蒸発する時、実は熱も一緒に奪っているので、とにかく早く衣服を着て保温することがとても大切です。

乾熱のデメリット

上に書いた乾熱にあたる器具に関しては、皆様コタツで眠ってしまった経験はあると思いますが、物凄く汗をかいてしまいましたよね。

汗をかくということは、身体の反応としては、身体が暑く感じている為、冷やすという行動をとっているということですので、つまり身体は冷えやすくなってしまうのです。

したがって電気毛布にしても実は冷えやすい身体を作ってしまうので注意が必要です。

また、電熱線で直施温めるということは体表の水分も蒸発させやすいので、乾燥にも繋がります

加えて静電気の影響もモロに受けやすく、実は静電気には体表の毛細血管の内壁に血液中のゴミをくっつきやすくしてしまうという性質があるので、結果的に血液ドロドロに繋がりかねません。

エアコンか、灯油ファンヒーターか?

実際この二つを使っている人が一番多いのではないでしょうか?

エアコンに関しては体感している方も多いと思いますが、とにかく乾燥します。

乾燥するということは身体からも水分が奪われているということです。

空気の移動も常にあるので、喉も乾燥しやすくなり、乾燥した喉にはウィルスも付着しやすくなってしまうというのは言うまでもありません。

エアコンに比べると灯油のファンヒーターは乾燥はしづらくなります。

なぜかというと、灯油を燃やすときに水分も一緒に出ているからです。

昔は石油ストーブの上にやかんをよく置いて加湿していたようですが、実はそれは現代では過剰な加湿で、カビの元になると言われております。

しかしエアコンにしても灯油のファンヒーターにしても風はある程度巻き上げてしまうので、喘息のお子様がいるところなんかはできれば違う選択肢の方がベターでしょう。

喘息のお子様がいる方へ

一番身体に優しい暖房器具はオイルヒーターです。

温水式の床暖房設備の方はもちろんそれも同等のベストです。

ただオイルヒーターに関しては、現代の割と新しめのお家はある程度の密閉性が確保されているので問題はありませんが、古い住宅で割と隙間風があったり断熱性能が思わしくないお家に関してはほとんど効果がありません。ただ高い電気代を払うだけということになりかねます。

また、一定以上広い部屋だとオイルヒーター1台では正直寒いです。

オイルヒーターには広い部屋を暖める能力は全く無いわけではありませんが、あまりありません。

もしオイルヒーターを使う場合は子供部屋や寝室等ある程度狭い部屋をオススメします。

そしてその部屋に関しても例えば窓が2重窓でない場合はどうしてもそこから冷えてしまうので窓にプチプチなんかを張るということもオススメです。

それだけでも保温効果は格段に向上します。

冷え性の方へ

身体に一番良い温め方である〘液体で作った熱を間接的に温める〙という点で一番手軽で効果的なのが湯たんぽです。

湯たんぽを常日頃持ち歩くわけにはいきませんが、最低限自宅では湯たんぽを活用しましょう。

【湯たんぽの使用方法】

・座っている時は太ももの上部、下腹部の前に置いておく。
・夜寝る前は足先辺りに置いておいてその辺を温めておいて、寝る時は横向きで下腹部にあてるように抱っこして寝る。

この二つを実行して頂くだけでも日中の冷え感は違ってくると思います。

なにより、朝の冷えた感じは全然違うでしょうから是非やってみて下さい。

あと、冷え性の方に関しては衣服の素材に関しても関係が大有りなので、以前の記事も読んでみて下さい。

《絶対に綿100%にして下さい》

【冷え性の方が気を付けるべきこと】

・電熱線を直接浴びない
 どういうことかというと、例えばハロゲンヒーター・コタツ・ホットカーペット等の熱は身体の表面は熱く感じますが、汗も出やすくかえって身体を冷やすことになるということと、乾燥にも繋がるので、内部の保温効果も低下します。
・下半身を冷やさない
 エアコンに関してはどうしても上半身エリアの方が温まり下半身エリアに関してはあまり温かくはならないので、どちらかといえば対流熱で全体を温める石油ストーブが良いでしょう。もちろんオイルヒーターは最適です。
・下腹部を冷やさない
 下半身を冷やさないということよりも大事です。できれば綿100%の腹巻をしたうえで湯たんぽを使うと最強です。自覚的な冷え感はそれで随分違うので是非お試しください。

簡単に書くつもりがなぜかそれなりに長くなってしまいましたが、暖房器具に関してはそれぞれ住宅事情やその他にも事情があると思います。

しかし上記を知っておくのと知らないでおくのは今後の症状に多大な変化が出るので、頭の片隅にでも置いて頂けると光栄で御座います。