「夜中にふくらはぎがつって飛び起きた…」
「運動中に足がつって動けなくなった…」
このような経験をしたことはありませんか?
足がつる、いわゆる「筋痙攣(きんけいれん)」は、年齢や運動量に関係なく誰にでも起こり得る身近な症状です。
しかし、頻繁につる場合は、身体の内側に何らかの問題があるサインかもしれません。
今回は、「足がつる」原因を医学的な視点から分かりやすく解説し、予防と対策についてもご紹介します。
足がつるとは?医学的には「筋痙攣」
「足がつる」とは、筋肉が自分の意思とは無関係に急激に収縮してしまい、強い痛みを伴う現象です。
特に多いのが**ふくらはぎ(腓腹筋)**の痙攣ですが、足の裏や太ももでも起こることがあります。
◆筋痙攣の分類
医学的には、以下のように分類されます。
- 生理的痙攣:健康な人に起こる一時的なもの(例:睡眠中、運動中)
- 病的痙攣:基礎疾患や代謝異常によって起こるもの(糖尿病、腎疾患など)
足がつる主な原因
1. 電解質バランスの乱れ
筋肉の収縮と弛緩には、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの電解質が重要です。
汗を大量にかいたり、水分不足があるとこれらのミネラルバランスが崩れ、痙攣が起こりやすくなります。
2. 筋肉の疲労や血行不良
長時間の立ち仕事や運動、冷えなどにより筋肉が疲労したり、血流が悪くなると筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らず、痙攣が生じやすくなります。
特に下腿の前面の筋肉が比較的低下している場合はその後面のふくらはぎがつることが多くあります。
筋肉の低下だけでなく、前面の筋肉が過剰に緊張してしまっている場合もふくらはぎのつりの原因になります。
3. 加齢
加齢により筋肉量が減少し、神経伝達も鈍くなるため、筋肉のコントロールが難しくなり、つりやすくなります。
特に夜間に多く報告されています。
4. 妊娠や産後
妊婦さんは、ホルモンバランスの変化や血流量の変化、カルシウム不足などにより足がつりやすくなります。
5. 持病や薬の副作用
糖尿病、肝疾患、腎機能障害などでも筋痙攣が出やすくなります。
また、一部の利尿薬や降圧剤なども副作用として筋痙攣を引き起こすことがあります。
足がつったときの対処法
● すぐにできる対処法
- つった部位をゆっくり伸ばす
- ふくらはぎなら、つま先を自分の方にゆっくり引き寄せる。
- 優しくマッサージして血流を促す。
- 温める:蒸しタオルやカイロなどで温熱刺激を与えると、筋肉がゆるみやすくなります。
足がつるのを予防する方法
1. 水分・ミネラル補給
スポーツドリンクや経口補水液などで、運動後や入浴後にしっかり補いましょう。
2. ストレッチを習慣化
就寝前や起床後にふくらはぎの軽いストレッチをすることで、筋肉の柔軟性が保たれ、つりにくくなります。
3. 身体を冷やさない
クーラーの効いた部屋や寒い場所では足首を冷やさないようにし、レッグウォーマーや靴下で保温しましょう。
4. 睡眠の質を改善
睡眠不足や疲労の蓄積も筋肉の異常収縮を誘発します。規則正しい生活を心がけましょう。
医療機関や整骨院での対応
足が頻繁につる場合、筋肉や神経、血行など複数の要因が絡んでいる可能性があります。
当院では、以下のような視点で施術を行います:
- 血流の改善や筋膜リリース
- 姿勢や骨盤のバランス調整
- 鍼灸による自律神経の調整や冷え改善
一番多いのはやはりふくらはぎのつりですが、どこかがつってしまうということは基本的にはその原因となっている他の筋肉というものが存在します。
その筋肉の状態を正常な状態に戻してあげることにより、つりは概ね改善されます。
特に妊婦さんやスポーツをしている方、高齢者の方には、それぞれの身体の状態やライフスタイルに合った対応が必要です。
症状が続く場合は、我慢せず早めにご相談ください。
諫早市の整骨院えんでは肩こりや頭痛、慢性的な腰痛等の症状にも特化しており、様々な方法でその人に合った最適な方法を提案します。
また、交通事故によるむち打ちの治療に関しても専門性が高く、保険会社の対応に関しても定期的に東京での勉強会に参加する等、常に新鮮な情報でアップデートしているためどのような案件にも適切に対応できます。
交通事故の治療でお困りの方は諫早整骨院えんにお気軽にご相談下さい。
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