「歩くと痛い」「階段がつらい」…その膝の痛み放置していませんか?
膝の痛みは、立ち上がりや歩行、階段の昇り降りといった日常動作に大きく影響します。
「歳だから仕方ない」と思って我慢してしまう方も多いですが、早めの対応で改善できるケースがほとんどです。
整骨院えんは特に膝の治療を得意としております。
当院代表は整骨院えんを開院する以前は長崎市の藤本整骨院に在籍しておりました。
当時藤本整骨院では福岡県にある福岡スポーツクリニック(堺整形外科医院・年間手術数数百例)に定期的に勉強に行かせて頂いておりました。
時期によっては毎月土日を利用して土曜の夕方~夜中、そして日曜の朝~夜までと非常に濃密な時間を過ごさせて頂いたと思っております。
そこで得た知識や経験は今では本当に貴重な財産であり、そのような院に長く務めさせて頂いていたことを今では本当に有難く思います。
というところでありまして、膝に関する知識は特に自信があります。
また、勤務時代は学生さん等のトレーナー活動も多数いっておりましたので、スポーツによる怪我なんかも大変得意とするところであります。
その御陰である程度の痛みは概ね原因を特定することができ、内部に問題がありそうなあやしい症例等は整形外科への紹介も速やかに行えるので、痛みの原因がわからず不安な方にもご安心頂けると思います。
膝の痛みに関してはやはり知識の量と経験が非常に大事になると思いますが、諫早市の整骨院えんはその点でも自信を持って『膝の症状に関してはお任せ下さい』と言えます。
もし整骨院えんでは持て余す程の膝の状態であれば速やかに整形外科をご紹介いたしますので、とりあえず一旦お任せ頂ければ光栄で御座います。
膝の痛みの主な原因
膝の痛みの原因は多くの場合筋肉です
さて、膝が痛くて病院へ行きレントゲンを撮ったけど『特に異常ありません』という方、結構いらっしゃいますが、膝の痛みの原因の多くはレントゲンには写らない【筋肉】です。
そして膝の痛みに関して一番直接的に関係するのが太ももの筋肉です。

変形性膝関節症
主にある程度の年齢の方に多くいらっしゃいますが、実は変形そのものが痛みの直接的な原因というわけではありません。
その変形のそもそもの原因になるものも実は筋肉が大いに関係します。
極端な使い方により長い期間を経てまず筋肉の形成がアンバランスになっていき、それが関節内のそれぞれの位置関係の悪化に繋がりさらにその状態を長く維持してしまうことにより、結果として変形してしまうということになります。
半月板損傷
こちらもそもそもの状態は上記変形性膝関節と同様基本的には筋肉の問題になります。
ただしスポーツや事故等で急激に負荷が掛かった時等に起こす半月板損傷に関しては筋肉以外の組織による痛みであることも含まれます。
実は半月板自体には痛覚は無いので、実際はそれ以外の組織由来の痛みということです。
靭帯損傷(前十字・内側側副靭帯など)
こちらも実は靱帯そのものは痛みの原因ではないのですが、靱帯が損傷するということはその周りの組織も例に漏れず損傷するということと、その損傷度合もどうしても強いので、結果強い痛みになります。
該当靱帯により、対処方法は異なりますので、お気軽にご相談下さい。
オスグッド病(成長期のスポーツ障害)
成長期の子どもに多く、膝下の骨が突出して痛みが出る症状。部活動でのジャンプやランニングの過多がきっかけになります。
こちらはただ骨が出てくるというわけではなく、大腿前面の筋肉が過剰に緊張している場合、その付着部位である膝下の脛骨粗面という場所が継続的に引っ張られた結果突出してきてしまうということになります。
こちらもそもそもの影響は筋肉です。
鵞足炎・腸脛靭帯炎(ランナー膝)・膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝)等
ランニングやジャンプで膝のそれぞれ内側・外側・前面に炎症が起き、スポーツ選手に多く見られます。
膝の痛みを放置するとどうなる?
- 歩行動作の悪化により、腰や股関節に二次的な痛みが出る
- 運動不足につながり、筋力が低下 → さらに膝の不安定さが増す
- 症状が進行し、日常生活に大きな支障が出る
👉 早めの対処が「将来の歩ける力」を守るポイントです。
太ももの筋肉というのは上は骨盤、下は膝の下まで走っているので、このエリアの筋肉は100%膝の痛みに関連してきます。
仮に上の図の一つの筋肉が異常に固くなった場合、太もものエリアの筋肉は概ね上は股関節を跨いで骨盤、下は膝関節を跨いで膝の下の骨に付着しています。
したがって、一つの筋肉が固くなることにより、腰・股関節・膝、のどこかに症状が出現します。
膝の痛みの直接的な原因はこの太もものエリアの筋肉であることが多いです。
そして一見全く関係ないように考えるのが上半身の問題です。
例えば、『椅子から立ち上がる動作が痛い』ような方で首周りの調整をやることにより、その動作に痛みが出なくなるということは当院でも割と当たり前なのですが、これらも理論に基づき論理的に説明もできることですので、肩凝りや頭痛を慢性的にお持ちの方はこちらの問題を解決させることも重要となります。
このように一概に『膝が痛い』といっても様々な要因が重なり結果的に膝の痛みへと発展します。
最初は『違和感』、『ダルさ』や、『変な感じ』であってもそれは間違いなく身体からのサインです。
そのような異変を放っておくと間違いなく痛みに発展しますので、早目の治療をオススメします。
整骨院えんの膝痛施術アプローチ
丁寧なカウンセリングと検査
その人の痛みの本当の原因というものはその人の生活や運動状況でできあがるものですので、それを紐解いていき本来の原因を探します。
鍼灸・手技による筋肉・関節へのアプローチ
痛みの原因になっている箇所を特定したら、それを解決しつつさらに『なぜそうなったのか?』ということを更に紐解きながらアプローチを繰り返します。
姿勢・骨盤矯正で膝への負担を軽減
膝とはまったく関係ないように思われがちな全体的に姿勢も大いに関係するところなので、必要に応じて骨盤矯正やインナーマッスルトレーニングを行い、安定感を増し負担の軽減を計ります。これにより、飛躍的に身体全体が軽くなり、使いやすくなります。その結果膝への負担も減らすことができるので、膝ももっと軽くなるということになります。
インナーマッスル強化・セルフケア指導
再発を防ぐために、日常でできるストレッチやトレーニングも指導します。
実際に改善した膝痛の症例紹介
「歳だから仕方ない」とあきらめかけていたり、
「このまま歩けなくなったらどうしよう…」と不安を抱えて来院される方も少なくありません。
ここでは、当院に膝の痛みで来院された方の一例をご紹介します。
症例1:60代女性/パート・主婦(立ち仕事+家事)
主訴
- 数年前から続く右膝の痛み
- 椅子から立ち上がるときや、歩き始めの一歩目が特につらい
- 階段の昇り降り、特に降りるときが怖い
- 長く歩くと膝の内側がズキズキしてくる
というお悩みで来院されました。
来院までの経緯
もともと「少し膝が重いかな…」程度の違和感はあったものの、
「歳のせいだろう」と思い、湿布を貼りながら過ごしてこられたそうです。
ところが、
- 近所への買い物の途中で痛くて何度も立ち止まってしまう
- 正座ができなくなってしまった
- 家の中の階段を降りるときに一歩一歩が痛く時間がかかる
といった状態になり、整形外科を受診。
レントゲン検査の結果、「変形性膝関節症」と言われ、
痛み止めと湿布を処方されて様子を見るように言われましたが、
大きな変化は感じられず、
「これ以上悪くなったら手術と言われるのかな…」
という不安が強くなり、
ネット検索で当院の膝痛ページを見て来院されました。
当院での検査・施術
初回の検査では、
- 膝の曲げ伸ばしでの痛みの出方
- 歩き方や体重のかかり方(左右差)
- 太もも前後・ふくらはぎ・お尻まわりの筋肉の硬さ
- 股関節や足首の動き、骨盤の傾き
などを詳しく確認しました。
その結果、
- 太ももの前側・外側の筋肉の過緊張及び内側の筋肉の削痩
- 右脚に体重をかけるのを無意識に避けている
- 足首の運動がとても悪い
といった問題がみられました。
そこで、
- 太もも外側・内側の筋肉に対する鍼施術と手技での調整
- 股関節・骨盤・足首のバランスを整える施術
- 痛みを悪化させない範囲での膝の曲げ伸ばし練習
- 負担の少ない立ち上がり方・階段の昇り降りの仕方の指導
- 様子を見ながら、インナーマッスルを鍛えるエクササイズやセルフストレッチ
といったアプローチを行いました。
経過
1〜2回目の施術後には、
- 椅子から立ち上がるときの「グキッ」とした痛みがかなり和らいだ
- 買い物の途中で立ち止まる回数が減った
といった変化が見られました。
4〜5回目の頃には、
- 平地であれば、ゆっくりなら痛みをあまり気にせず歩けるようになった
- 階段を降りるときの怖さが減り、普通に交互に降りることができた
という状態まで改善しました。
その後も、可動域と筋力を保つことを意識しながら施術を続けていき、数か月かけて、
- 近所の買い物程度であれば、膝をあまり気にせず歩ける
- 正座は難しいものの、膝を深く曲げる動作も少しずつ楽になってきた
というところまで回復。
現在は、
- 膝まわりの筋肉とインナーマッスルを維持するためのメンテナンス施術
- 自宅でのストレッチ・軽い筋トレ
- 日常生活の中で膝に負担をため込まない動き方の工夫
を続けていただき、「この先も自分の足で歩ける状態」を目指してケアを継続中です。
患者様の声(60代・女性/パート・主婦)
最初は「膝が痛いのは歳のせい」と思っていましたが、買い物に行くのもつらくなってきて、
このまま歩けなくなったら…と本気で不安になっていました。
こちらでは、膝だけでなく太ももやお尻、骨盤のことまで説明してくださり、
「変形=終わり」ではないと分かっただけでも気持ちが楽になりました。
通ううちに、椅子から立ち上がるときや階段の昇り降りが少しずつ楽になって、
今では近所の買い物くらいなら膝をあまり気にせず歩ける日も増えてきました。
完全に若い頃のよう…とはいきませんが、
「まだ自分の足で動けるんだ」と前向きになれたのが一番うれしいです。
※施術の効果や回復のスピード・感じ方には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
こんな方は当院へご相談ください
- 膝が痛くて正座ができない
- 歩き始めや階段の上り下りで膝が痛む
- スポーツ中の膝の違和感が取れない
- 変形性膝関節症と診断され、改善をあきらめている
手術が必要な膝の状態とは
膝の痛みといってもその状態は非常に様々で、我々は多くのケースを想定しなければなりません。
速やかに病院を受診した方がいい場合
最悪の場合は、骨肉腫、いわゆる癌です。
そんな状態の方を知らずに『なんか治りが悪いな~』等と時間をかけるということは、最悪のケースを招きかねません。
膝に限らず我々は常にアンテナを張って『なんかおかしくないか?』という自問を繰り返し、いつでも警戒しながら患者様と向き合わなければなりません。
そんな日常業務で目安にしているのが以下の項目です。
- ①安静時痛・夜間痛
- ②膀胱直腸障害
- ③発熱
- ④体重減少
- ⑤筋力低下
- ⑥癌の既往歴
これらは一般的にレッドフラッグと言われており、当てはまる場合は厳重な注意が必要です。
上の①~⑥は最も注意する必要がある項目であり、その下の段階も複数の目安があります。
そのような目安項目を常に頭の片隅に置いて日々の治療にあたることで、もしかすると発見の手助けになるかも知れません。
基本的にどのような方にもそういう意識を持って対応させて頂いております。
さて、上記はもちろん当たり前にチェックしなければなりませんが、その中でも膝に関して我々が常に注視しているのが、
- 1,熱感
- 2,腫れの度合い
- 3,可動域
- 4,ピンポイントな圧痛
もちろんそれぞれ度合いがあるので、我々が目安にしている一定以上の状態が確認できれば速やかに一旦整形外科をご紹介致します。
また、それ以下であってもその患者様の性格や、生活スタイルを勘案した上での判断となります。
我々に手に負えない状態や、一旦精査した方がベターという判断をした場合は速やかに紹介状をを書いて整形外科をご紹介しますので、どのような症状でも安心してご来院下さい。
諫早市で膝の痛みにお困りなら整骨院えんへ
膝の痛みは「歳だから仕方ない」ではありません。
早期の施術と生活習慣の見直しで、再び快適な毎日を取り戻せます。
ぜひ一度、整骨院えんへご相談ください。


