後々痛む本当の原因
①過緊張してしまった筋肉
一度激しい捻挫をすると、その時損傷してしまった靭帯というのは元には戻りません。
基本的に損傷したままの状態です。
ただ、特にその後激しい運動をするわけじゃないのであれば、実際そこまでの問題でもありません。
問題なのは、捻挫した時に固くなった周りの筋肉をそのままにしておくことです。
捻挫すると、程度が強い場合は靭帯も損傷しますが、同時に周辺の筋肉も過緊張を起こします。
たとえ靭帯損傷が無い程度の軽い捻挫だったとしても、ほとんどの場合周辺の筋肉というのは過緊張を起こします。
この過緊張は放っといても中々取れない場合が多く、ほとんどの場合この過緊張した筋肉が違和感や痛みを引き起こすこととなります。
②足関節アライメント(位置関係)のズレ
一定度以上の足関節捻挫は足関節内の一つ一つの骨の位置関係がズレてしまいます。
捻挫によって起きてしまったズレというのもまた放っといて治りづらいものです。
自覚症状としては『痛い!』というよりも『違和感が強い!』という程度でしょうか。まぁ歩けないという程ではありません。日常生活はあまり問題無い程度ではあるでしょう。
が、放っとくとずっとずっと痛みや違和感が残りまし、新たな火種の原因となります。
当院の治療法
①アライメントの補正
まずはアライメントのズレがある場合はアライメントを整えてあげないといけません。
人によっては結構『ボキッ!』と自覚できるのでわかりやすいかと。
ズレている場合はちょっとだけ痛いです。
が、前後で症状が劇的に変わります。
②過緊張している筋肉の緩和
捻挫によって過緊張してしまった筋肉は強制的に緩めてあげないと、中々自身で解決するのは難しいです。
一番効果的なのは鍼治療ですが、鍼治療をしない場合は手技による調整で該当する筋肉を緩めていきます。
過緊張してしまっている筋肉というのはほとんど場合押したら痛いので、治療自体もちょっと痛いかも。
③テーピング
そして《良い状態で使う》ということが最も大事です。
良い状態で使っていくと、勝手に身体は改善の方向に進みます。
当院のテーピングは《固定する為のテーピング》ではなく、《良い状態で使うためのテーピング》です。
よっぽどの捻挫でない限り安静は求めません。
ま と め
たとえ古傷であろうが、痛むということは必ず痛みの原因があります。
【古傷】でまとめて諦めるのは簡単ですが、その痛みを解消するのも割と簡単です。
古傷による痛みは日常生活が困る程度では無いかも知れませんが、新たな痛みの原因ともなりますので、是非早めにご相談頂ければ光栄です。