骨折でない限りは↑このような固定は絶対に必要ありません。
まぁ骨折でない程度で↑このような大それた固定をするところがあるかは存じませんが、多分あると思います・・・・・・
骨折にしても簡単な骨折であればここまではしなくても大丈夫です。
さて、以前よりずっと思ってる事ではありますが、病院での足関節捻挫の固定が激し過ぎると感じます。
もちろんその病院での対応によるのですが、一般的に「そこまでしなくても・・・・・」という程固められる事が多いようです。
そして無駄に松葉杖を貸し出される・・・・・・・・
そしてさらに松葉杖の使い方をまともに教えないところもあるようです!!
松葉杖を使ってその辺を歩いてる方でもちゃんと使えてない方をよく見かけます(笑)
もう歩き辛そうったりゃありゃしない。
「それ松葉杖邪魔やろう??」って突っ込みたくなりますね。
貸し出した側はなにをやってるんでしょうか・・・・・・
少し話が反れてしまいましたが、ここでは固定によるその後の悪影響について書かせて頂きます。
関節というのは筋肉の力で動かされているのですが、その関節を固定することにより、その上下の筋肉は動かせなくなります。
動かせなくなった筋肉は、脳から「もういらないだろう」と判断されてすぐさま削痩(サクソウ)します。筋肉が落ちてしまうのです。
大袈裟に言うと「廃用性萎縮」です。
ただ「落ちる」といっても同時に縮み硬くなってしまう為、これが厄介で、一度落ちた筋肉というのは元の状態に戻すのは非常に時間が掛かり、同時に縮んでしまった筋肉を動かす時はある程度の痛みが絶対に伴います。
固定する期間が長ければ長い程、元の状態に回復する期間も長くなるのです。
重度な骨折を伴わない限りは完全な固定というのは全く必要無く、むしろ復帰までの期間を長くしているものだと思って下さい。
内出血を伴い腫れも有る結構な程度の捻挫であったとしてもホワイトテープで固めてしまうよりは伸縮性のあるテーピングで使い方(足の付き方)を調整してあげたほうが、痛みも取れますし、なにより治りが早いです。ギプスなんてもってのほかでしょう。
よく過去の捻挫の痛みがたまに再発する方がいらっしゃいますが、簡単に『古傷』で片付けるのもいかがなものかなと。
その古傷の痛みの原因はほぼ間違いなく、筋肉の低下に伴い、筋肉自体が硬くなってる事が原因です。
加えて、初期治療時に関節の位置関係がズレてしまったまま、という事も結構あります。
位置関係がズレてると筋肉が良い状態に戻ったとしても足関節内の違和感や痛みはずっと無くなりません。
この場合は足関節の位置関係の矯正が必要になりますが、この位置関係のズレが原因になってる場合は矯正すると症状は一瞬で吹っ飛びます。
この治療前後の症状の変化といったら中々インパクトありますよ(^^)
昔の足関節の捻挫でまだ痛みが度々出る方は是非ご相談下さい。
とにかく捻挫を早く治したい方は是非当院にお任せ頂きたいです。
足関節捻挫に関しては特に絶対的な自信があります。
自分で言ってしまいますが、その辺の病院や整骨院より復帰までの期間は間違い無く早いです。
無駄に固定してしまわれない事を心より祈っております。
以前も足関節捻挫について書いた記事があるので、宜しければそちらも参考にどうぞ。
⇒≪病院では間違いなく固定される度合いの足関節捻挫への対応≫