どの症状に対してもですが、症状が出る場所だけに問題があるわけではありません。

今までその人が普段の生活の中でどのような身体の使い方をしてきたかを知ることが最も大事で、それと実際に筋力の付き方や身体のカタチを比較しながら答え合わせするような感じで直接的な原因を特定していきます。

腰痛という症状に拘らずお身体をトータルで考え根本的に解決したいというのが当院の考え方です。

腰痛の種類

ひとえに腰痛といっても坐骨神経痛を伴うものやぎっくり腰までその症状は様々です。

坐骨神経痛とぎっくり腰を例にお話しすると、それぞれのそこに至るまでの経緯というのは結構違います。

当院なりのそれぞれの考え方について書いてみてます。

当院なりの坐骨神経痛の考え方

当院の考え方では坐骨神経痛は直接の原因が臀部、すなわちお尻の筋肉に問題があることが多く、その問題を辿っていくと足の付き方・使い方というのが非常に重要になってきます。

実際にいざ坐骨神経痛が出るという時までには結構な長い準備期間が必要です。
日々不合理な使い方を長い間積み重ねて積み重ねてやっと坐骨神経痛という症状にまで発展します。
不合理な使い方というのは普通は自分ではわかりません。

そしてその前触れはというと、足がダルイという症状が最も多いのですが、これは最早坐骨神経痛目前という状態であります。

一般的に坐骨神経痛は椎間板のヘルニアから来るものだと考えられてますが、実は本当に椎間板からの症状である場合は極々少ないとも言われております。
その割合実はヘルニアと診断される方の中のわずか5%だという説もある程です。
それ以外はヘルニアと診断されたとしても本当にそこからの症状とは限らないという話です。

もちろん一説です。しかし個人的な考えからもあながち遠くもない数字だと感じます。
なぜなら実際にヘルニアと診断されているにも関わらず当院で治療したところ症状が改善するからです。
本当に椎間板からの直接的な原因であれば周りの状態を改善させたところで中々症状に変化を出すことは難しいはずなんです。

しかし治療すれば改善する、ということは原因が実はそこではなく、周りの筋肉由来の部分が大きいんじゃないかと考えるわけです。

もちろん中にはどうしても症状の改善が難しい方も一定数いらっしゃるので、その場合は速やかに整形外科をご紹介しております。
手術が必要か否かはその後のドクターの判断となります。

上の図が実際の坐骨神経で、その坐骨神経が周りの筋肉による圧迫を受けた際、痺れ等の症状が出現します。

そしてその原因として最も多いと考えられているのが梨状筋という筋肉です。

当院ではまずはその梨状筋の状態を確認しつつそれがどのような経緯でどうなってるかを常に考察しながら治療を進めます。

鍼治療により梨状筋に直接アプローチをかけることによりその症状が劇的に変化するというんことも割とあります。

加えて足の使い方を調整するため、足首にテーピングを巻いたり、例えば首の調整をすることにより身体の使い方そのものを調整したりという形でトータル的に考えながら、そしてその反応を見ながら治療を進めていくといった流れです。

当院なりのぎっくり腰の考え方

ぎっくり腰に関しては直接の原因は頸部や背部にあることが多く、ぎっくり腰の前触れとして肩凝りの症状が強くなったり、頭痛が出たりする方も非常に多くいらっしゃいます。

また、首周りの調整をするだけでぎっくり腰の症状が劇的に変化することも珍しくなく、首周りの影響が顕著であることは明らかです。

もちろん全員が全員これに当てはまるというわけではなく、あくまで統計上多いということです。

その他には坐骨神経痛でも絡んでくるお尻の筋肉が減っている方も非常に多く見受けられます。

またぎっくり腰というのはぎっくり腰とはいったものの、身体の状態がある時急変して痛みが爆発的に出るということではなく、その痛みが発生するまでの経緯というのも坐骨神経痛と一緒で段階的なものです。

いくら痛みが一瞬で0から100になったとしても、交通事故や落下事故、衝突等、外部からの衝撃というものが無い限り段階的に進行するものです。

なんの痛みに関しても基本的には上の図のような感じになるのですが、長い期間を経て少しずつ少しずつ進行するものは割と本人もそのことに気付かない場合も多く、あたかもある日突然劇的に悪化したように感じてしまいます。

しかし実際は日々の積み重ねの結果でしかありません。
ぎっくり腰といっても結局は日々の積み重ねの結果なんです。
なので他の症状と同様腰だけの問題というわけでは絶対になく、結局お身体全体の問題になります。

したがって、当院でぎっくり腰の治療をする場合はまずは普通に生活できるまでのところまでは、とにかく痛みの消失を目的としつつ同時に今後痛みが出にくい身体の使い方ができるようにという目的で治療をすすめていきます。

ぎっくり腰の強い症状が軽くなっていくにつれて、慢性的な腰の鈍痛や背部の違和感、肩凝りへと移行していくパターンが多いのですが、その慢性的な鈍痛や違和感であってもそれぞれのその原因というのはしっかり存在するので、それらを取っておかないと今後また必ずぎっくり腰に発展してしまいます。
つまり、気持ち少し長い目での治療が必要だということです。

ちょっと普通に生活できるようになったからといって、治療を中断しまた同じ生活を繰り返していると近いうちにまた必ず同じ症状がやってきます。
ぎっくり腰に関しては特に油断大敵です。

また、先に最も関連深いのが首周りや背部と書きましたが、ふともも周りの筋肉に至っては直接骨盤を支えている関係上、一般的な腰痛とも非常に深く関わってきます。
首周りを解決させると同時に、下半身の問題も必ずあるはずなので、そちらの問題も同時にクリアにしなければなりません。

っということで結局お身体全体を診させて頂きながら治療をすすめていくといった感じになります。

腰痛の肩凝りの関係性

腰痛の原因を探ると、首周りや背部の状態が深く関係してきます。

首周りや背部に問題があるということは、潜在的に肩凝りや頭痛があっても全然おかしくないというわけです。

実際に当院のぎっくり腰の患者様はそのほとんどが聞けば慢性的に肩凝りがあるとか、度々頭痛が出るとか、そういう患者様が圧倒的に多いです。

これらは実は全く関係が無いように見えて、ストレートに繋がっています。

簡単に書くと、猫背と同時に腰にも一定量の負担がかかっていて、それらは同時進行で日々の蓄積を溜め込み続けています。

なので、『最近頭痛がが頻繁になってる』とか『最近肩凝りがひどい』なんかはぎっくり腰のサインである場合も少なくありません。

身に覚えのある方は、早目の対処が最も大事であり有効です。

肩凝り、ナメないようにしないといけませんね。