肩の痛みに関して。
『病院でスジが切れてるって言われた』
●そもそも本当に切れているのか??
⇒部分断裂の場合が多いような印象で、特段日常生活には支障は無く、実は他の所が痛みの原因となってる場合が多いです。
●MRIで確認しているか?
⇒レントゲンのみで断裂の有無はわかるはずはありません。写らないからです。
●完全断裂か部分断裂か?
⇒極部分断裂にも関わらず『切れてる』の一言で片づけられる事が多いような印象です。極部分断裂であれば、特に問題無い事が多いです。他の筋肉でちゃんと補ってくれます。
●完全断裂の場合
⇒場所により、完全に肩が上がらなくなりますが、極少ないです。また肩の上げ方にもそれぞれ特徴が出るので、動きである程度は想像できます。
病院でどうにも治療法が無く、お困りの方等に多く御来院頂いておりますが、お話を聞かせて頂くと『んん??』といった事が多々あります。
以下は解剖学的な中身ですが参考までに。
↓↓↓筋肉↓↓↓
↓↓↓靭帯↓↓↓
※【腱】とは筋肉です。筋肉の端っこを表します。
等、肩周りの組織というのはかなり多数の筋肉や腱・靭帯によって作られているのですが、それぞれ明確な役割というのがハッキリしております。
しかし簡単に言うと、ひとつの所が切れても他の所で補うので、基本的には大丈夫です。
アスリート等、過酷な状況で使用する場合は小さな断裂やそこまで肩の動きに大きく関わらない部位の断裂であっても、やはりパフォーマンスを考えると、手術した方が良い場合もあります。
しかし特に激しい動きの無い日常生活だと、ある程度の損傷があっても大丈夫な場合も多いです。
ただ他の所で補う形になるので、その他の所に負担が大きくかかり、そこが痛みの原因となります。
病院では間違いなく損傷部位そのものが原因とされますが、実はそうでもありません。
五十肩にせよ、急性期でない場合は肩関節だけが悪いという訳ではなく、その他のところに痛み等の原因は存在することが多く、それらを良い状態に戻してあげることにより、切れてる切れてないに関わらず痛みは消失し動きも改善できる事が多いですよ。
動きに関しては切れてるという事実が直接関わってきますが、痛みに関してはまた別問題であり、関節周辺に原因がある事がほとんどです。
病院で診断されたにも関わらず、特に治療法が無く納得されてない方等は是非一度ご相談下さい。
肩含め首周りや背部に掛けても統括的に治療することで、症状は楽になりますよ。