突き指はスポーツや日常生活の中で誰にでも起こり得るケガです。
一見軽い症状に思える突き指ですが、適切な処置を怠ると、痛みが長引いたり後遺症が残ることもあります。
この記事では、突き指が治らない場合の原因や正しいケア方法について詳しく解説します。
突き指とは?
突き指は、指先に衝撃が加わることで関節や靭帯、場合によっては腱に損傷が生じるケガの一種です。
スポーツ中のミスや物にぶつかったときなど、さまざまなシーンで起こります。
一般的な症状としては以下が挙げられます:
- 指の腫れや変色
- 関節の痛みや動かしにくさ
- 力が入りにくい
適切な応急処置とケアが回復の鍵となります。
突き指後の応急処置:RICE処置が基本
突き指をした直後は、以下の「RICE処置」を行うことが推奨されます。
- Rest(安静)
ケガをした指を動かさず、安静に保つことが重要です。 - Ice(冷却)
氷や冷水で患部を冷やします。冷やすことで炎症を抑え、痛みや腫れを軽減します。 - Compression(圧迫)
包帯やテーピングで軽く圧迫して固定します。ただし、血流を妨げないよう注意してください。 - Elevation(挙上)
指を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減します。
この処置を受傷直後に行うことで、ケガの悪化を防ぎます。
ただし、このRICE処置は本当に直後の場合のみで大丈夫です。
翌日からは特にIceをし過ぎると改善までに時間が掛かってしまうというのが現在の新しい常識です。
正しいテーピング方法
突き指後のケアとして、テーピングは非常に効果的です。
指の動きを抑えつつ、回復をサポートします。
テーピングの手順
- 指を清潔に保つ
テーピング前に患部を洗い、乾燥させます。 - 隣接する指と固定
ケガをした指と隣の指を一緒に固定します。これにより、指の安定性が向上します。 - 適度な締め具合で巻く
テープを強く巻きすぎないように注意し、指先の血流を確保します。
テーピングを正しく行うことで、指の安定を保ちながら負担を軽減できます。
症状が長引く原因と対策
突き指の痛みが長期間続く場合、以下のような原因が考えられます:
- 靭帯や腱の損傷が思った以上に重い
- 骨折や関節の脱臼がある
- 前腕や手の筋肉の緊張が原因で指に負担がかかっている
特に腱や筋肉の緊張は見逃されがちな原因の一つです。
痛みが続く場合は、専門家による診断と治療を受けることが大切です。
その後の痛みは指が原因でなく、手首より上の筋肉が損傷していることがほとんどです。
諫早整骨院えんは突き指の治療は得意としておりますので、お早目にご相談下さい。
突き指で避けたい行動
以下の行動は、突き指の回復を遅らせる原因となるため避けましょう:
- 指を引っ張る:靭帯や腱をさらに損傷するリスクがあります。
- 患部を揉む:炎症が悪化し、治りが遅れることがあります。
適切な処置を行い、無理に動かさないことが大切です。
突き指を放置せず、早めのケアを
突き指は正しい応急処置とその後のケアを行うことで、早期に改善が期待できます。
痛みが長引く場合や違和感が続く場合は、早めに整骨院や医療機関を受診してください。
諌早整骨院えんでは、突き指の痛みや後遺症に対する専門的なケアを提供しています。些細なことでもお気軽にご相談ください。