子供の側弯症の例

子供は中々自分の異変や状態というのを的確に伝えきれませんし、伝えたとしても果たしてそれが本当なのか、ふざけてるのか、正直わからない時もあると思います。

今回は当院に御来院頂いた患者様なのですが、小学1年生の男の子です。

性格はとても活発で、治療中も中々ジッとしておらず(笑)とにかくよく喋り、元気よく挨拶もできるとても明るい子でした。

親御さん的には、いつもふざけたりしてる中から本当の異変を見抜き発見することって難しい事でしょうね。

 

以下簡単なまとめです↓

 

【自覚症状(全て右足)】

●股関節周辺が痛い

●歩く時痛い

●階段が上がり辛い

●足を上げ辛い

●腰が痛い(かなりあいまいな場所)

 

【所見】

●頸椎までを含めた全体的な背骨のゆがみ

●肩の高さの違い

●足の長さの違い

●股関節の運動制限(他動的に動かせない)

●骨盤のゆがみ

 

【親の目線で判断できる事】

●歩き方が変

●肩の高さが結構違う

●仰向けで足の長さが明らかに違う(1.5cm以上)

 

 

今回のケースは側弯症の中でも割と軽度の状態であった為改善も早かったですが、これが時間の経過したものだとそれに比例して改善のスピードも遅くなります。

順序で言えば、まずは股関節の症状があり、それをかばってかばって結果的に出たものだと推察しました。

副次的なものでしたので、大元を良い状態に戻してあげることで、改善も非常にスムーズで復帰も早かったです。

 

とにかく最も大事なことは『早く気付いてあげる』、これに尽きると思います。

中々日々の忙しい喧噪の中で発見するのは困難かも知れませんが、少し観点を変えて見てみれば、なんの知識の無い方でも『なにか変』というのは発見できるはずです。

もし『なにか変』を見つけることができたら、あとはお任せ下さい。

 

責任持ってしっかり原因究明含め治療させて頂きます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください