↓↓↓↓一例ですがこんな感じです↓↓↓↓

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変形性股関節症(以下変股症)に関しては、その状態と症状が多岐に渡り、非常に難しい症例の一つです。

変形を戻す事はできませんが、症状を楽にはできます。

しかし最低限以下の項目を理解していないと、危険とまでは言いませんが、治療家側としてよろしくないでしょう。

 

●変股症にまでなった経緯

●手術の有無

●手術の種類の把握・理解

●股関節内の現状

●今後の経過予測

●禁忌事項

 

手術の有無と手術内容によっても治療方針は変わってくるので、まずはその理解ですね。

様々なパターンがあるので、ある程度の経験がないと、正直難しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【人工関節の寿命】

一般的に人工関節自体の寿命は、使い方にもよりますが約15年と言われておりました。

ですが、最近は95%が約20年はもつといったデータもあるようです。

では30年はどうかというと、開発は進んでるようです。

今後人工関節の寿命は長くなっていきそうな気配は十分ありますが、別の選択肢が生まれる事も十分考えられますね。

手術するかどうかというのは、関節内の状態はもちろん年齢というのも十分勘案した上での判断となりますでしょう。

したらしたで手術後は定期的な検査は必須ですよ。

 

 

 

【手術の必要性】

ある程度変形が強く、跛行(ハコウ:ひきづるような歩き方)が大きい方に関しては手術した方が楽になる場合も少なくありません。

ですがやはり自身の身体にメスを入れる事自体抵抗がある方も多いというのが事実です。

患者様の意向をしっかり把握したうえで、今後20年後、はたまた30年後を考え、色々な角度から提案させて頂ければベストだと考えております。

当院にいらっしゃる方は極力手術は避けたいという意向の方が比較的多いので、現在の状態を維持しながらできるだけより楽に快適に生活できるようにお手伝いさせて頂いております。

しかしやはりどうしても手術した方が良いなという方は紹介させて頂いております。

 

 

 

【手術の種類】

大きく分けて

●人工関節置換術

●人工骨頭置換術

●骨切り術

●関節鏡視下術

●関節固定術

ぐらいでしょうか。

もちろんそれぞれ一つの方法ではなく、その方法も様々です。

 

 

 

【それぞれの治療法】

人工関節に関しては、あらかじめ、曲げたらできない角度というのがある為、一定の角度以上には曲げず治療します。

よっぽどじゃない限りは大丈夫でしょうが、無理して可動域を広げようとすると脱臼します。

他の手術に関しては、人ぞれぞれで可動域も結構異なる為、それに合わせて治療していきます。

関節自体が悪いというのは絶対的な現実ですが、痛みというのはまた別問題で、他からの影響だったりもします。

なので、関節自体はなるべくゴリゴリいじらず、結果的にそこへの負担が少なくなるように全体的に調整していきます。

詳しく言うと、大腿部はもちろん、下腿部、足部、そして頚部含めた背部です。

足首にテーピングを巻いて足の付き方を変える事によっても股関節の症状は楽になりますよ。

全体的な使い方を少し調整してあげるだけでも、悪化は防げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

変形性膝関節の治療も一定以上の知識と経験はもちろん必要ですが、股関節の関節可動域は膝の1軸と違って様々な為、より一層のちゃんとした知識と経験が必要になります。

治療家側が知らないでただ治療するという事と、ちゃんと知って治療をするという事は雲泥の差があるでしょう。

御陰様で前職場がメチャクチャ患者様の多い所でしたので、相当数の変形性股関節症の方の治療もさせて頂いておりました。

股関節の症状でお困りの方、是非お待ちしております(^^)