『坐骨神経痛』というのは病名ではありません

もし、病院で『坐骨神経痛ですね』と言われたとします。

これ、おかしいんです。

そもそも坐骨神経痛というのは病名ではなく、腰痛や頭痛等の『~痛』というのと同じく、その症状のことを指します。

『坐骨神経痛ですね』と言われるのは、『腰痛ですね』とか『頭痛ですね』っというのと同じであります。

まさに、そんな事わかっとるわ、っといった感じなのですが、患者様も詳しい事はわからないので、なぜか納得してしまうんでしょう。

正しくは『ヘルニアによる坐骨神経痛』や『梨状筋症候群による坐骨神経痛』といった使い方です。

大事なのは何が原因で坐骨神経痛という症状が出ているかという事です。

『坐骨神経痛ですね』とかなんとか言うところは信用しないで下さい。

 

※以下抜粋

【坐骨神経痛 - Wikipedia】

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう、SciaticaSciatic Neuralgia)とは、人の体においてさまざまな原因により、坐骨神経が刺激されることに起因する神経痛。あくまで症状であり、病名ではない。

 

という事です。

あくまで症状であり、病名ではありません。

 

ではそもそも坐骨神経痛というのはなんなのか??

⇒坐骨神経領域に痛み又は痺れが出る症状全般、なのですが、じゃあ坐骨神経の領域はどこだと申しますと、

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この範囲です。

はっきりいって症状が出る箇所というのは結構人それぞれで曖昧です。

一般的に足全体の範囲の痺れに関して言われてるような気がしないでもありません。

 

椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛

一般的に椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛がダントツで多いとされていますが、実はこれは違います。

本当に椎体そのものからの影響で足に痺れが出ているという状態の方は、ヘルニアの診断を受ける方全体の10%だとも言われています。

ではあとの90%は嘘という事になりますね。

手術をしても症状が変わらないという方がとてつもなく多いのはこういう事です。

手術する側も『手術してみないとわからない』と言う始末。

患者様側にとっては「賭け」なんでしょうか??

 

なぜ坐骨神経痛という症状が出るか??

坐骨神経痛という症状が出る方にほぼ共通して見られるのが、下半身の筋肉が落ちてるという事です。

特にお尻の筋力の落ち方が大きい方が非常に多く、これは梨状筋症候群という状態と非常に関わりが深いです。

そもそも坐骨神経というのはお尻の奥を通っている神経なので、お尻の筋肉が落ちることによりこれに悪い影響を与えます。

筋肉というのは落ちる時に同時に縮んでしまうので、この縮んでしまった梨状筋という筋肉が直接坐骨神経に干渉してしまいそこから下のエリアになにかしらの症状が出るというのがこの坐骨神経痛の一つの正体です。

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もちろんこれは坐骨神経痛の数ある原因の一つでしかないのですが、その中でも意外に多く当てはまる状態です。

 

 

非常に非常によくあるパターン

足に痺れや痛みが有る。

病院でレントゲンやMRI等の検査をする。

所見が見られる。

『ヘルニアですね』

 

そうとも限りませんよ。

 

 

もちろん本当にヘルニアからの症状ということも有りますが、実は少ないんです。

他の要因で症状が出てる事も十分考えられます。

ヘルニアからの直接的な症状でなければ対処法も十分あります。

 

諦めず是非一度ご相談下さい。

 

 

 

 

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