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ただ座ってるだけなのになんだか全部が疲れる。肩が凝る。頭が痛くなる。腰が痛くなる。等々・・・・・・

 

ただ座っているというその事だけでも、その姿勢を保持する為に色々な所が緊張しています。

筋肉の緊張がなければ、そのまま床に崩れ落ちてしまうので、一生懸命姿勢を保持してくれているんです。

 

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さて、↑こちら↑、わかりやすいですね。わかりやすくないですか??

こんな前傾の人はいないでしょうが、パソコン作業を例に、何がなぜ肩凝りや頭痛の原因となるのかを書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

【肩凝り】

頭部が少しでも前に傾くことで、それを支える為に、後頭部から背部~腰部までの筋肉が緊張します。

僧帽筋

一番わかりやすいところは↑ココ↑。

筋肉の緊張が強くなり過ぎる事により、重怠さや違和感、痛みを感じてしまいます。

後頭部まで付いてるので、↑上図↑が緊張することにより、後頭部を引っ張られているのと同じ事になります。

頭が下を向けば向く程その緊張は強くなります。

そりゃあ頭も痛くなりますね。

 

 

 

そして割と重要なのが↓次↓。

頚半棘筋、胸半棘筋、多裂筋、回旋筋(1)

↑ココ↑ですね。

赤の部分が総力を挙げて頭部及び体幹が前に落ちるのを阻止してくれています。

何気に2枚目が重要で、こちら背部痛や腰痛の原因となります。

下を向いているだけで(頭部を支えるだけで)腰にも負担が掛かっていることとなります。

ギックリ腰や急激な背中の痛みなんかは、こちらが原因となる事が多いんですよ。

 

 

 

そして↓コチラ↓。

肩甲舌骨筋

頚部前面の筋肉群ですが、下を向いた姿勢が長くなると、徐々に縮み始めます。

これらが縮むことによって、頭部が前に引っ張られてしまい、気が付くと頭が下がっているという状態です。

 

併せて↓コチラ↓。

烏口腕筋(2)

右肩の前面から見た絵になりますが、こちらの筋肉群に関しても縮むことになるので、その結果肩全体が捻れながら前に引っ張られてきてしまいます。

気付いたら背中が丸くなっている、というのはこのせいです。

自分で姿勢を正そう正そうと意識してもいつのまにか猫背になっているのは下2枚の筋肉群が縮んでいるせいですね。

背部の緊張だけ取っても、前面の筋肉が硬くなってると、また症状は元に戻りやすいでしょう。

 

 

肩の痛みところだけモミモミするだけでは症状は改善されませんよ。

そしていつも書きますが痛いところに電気なんか掛けても意味ありませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

以上肩と首周りだけ簡単に書きましたが、肩首周りだけでもまだ色々な事が実際に起こっています。

肩凝りの治療でモミモミするだけのところも多いと思いますが、こういうのをちゃんとわかってやっているかどうかでも治療効果に多大な差が出るでしょうね。