下腹部を冷やしてしまうことのリスク
●下半身の冷えに繋がります。
●手先足先の冷えに繋がります。
●女性に関しては月経に直接悪影響を及ぼすので、生理不順、生理痛、不妊、不正出血等のリスクも高まります。
●男性であっても腎臓膀胱系には直接影響しやすいところなので、泌尿器系を初めとしたそれらの臓器の活動量の低下を起こします。
●性別問わず内臓の活動は低下しやすくなります。直接各内臓が悪くなるわけではありませんが、間接的に各内臓の活動量の低下、仕事量の低下が考えられます。
●妊婦さんに関しては逆子になりやすいというのと、つわり等の妊娠中の不調も出やすくなります。
●全体的な体温の低下に繋がるので、怠さ、疲れの等も出やすくなってしまいがちです。
●中長期的にみて低体温に繋がります。
●長期的にみてイイことはありません。
腹巻をオススメする理由
当院では足が冷える患者様等に自信をもって当院自慢の腹巻をオススメさせて頂いておりますが、なぜそんなに腹巻をオススメするかというと、下腹部を保温することがなにより大切なことだからです。
特におへそから下の通称下腹部辺りが冷えてしまうことにより下半身全体が冷えやすくもなります。
恒常的に下半身が冷えてしまうことにより、長い目で見ても全体的な体温の低下に繋がります。
当院でも様々な患者様とお話しさせて頂きますが、婦人科疾患や泌尿器疾患を持ってらっしゃる方、又は逆子になった経験のある方、妊娠中のつわりが酷かった方等に関してもいざ聞いてみると平熱が35.0℃台だったり体温が低い方が圧倒的に多いんです。
低体温であるということは、一般的な方よりも比較的内臓温度も低いということになります。それだけ内臓全体の活動量・仕事量も低下し、また温度が低下した分を他で賄おうとしたりと、色々なところのバランスが悪くなってしまいます。
その結果により身体は疲弊してしまい全体的な怠さや疲れが出やすい身体になってしまいます。
下腹部を冷やしてしまうということはそれら悪循環を助長させることとなってしまうのです。
なので、まずは下腹部を冷やさないようにという目的で腹巻をオススメしております。
身体のことを考えれば綿100%が一番
なぜかというと、摩擦が少なく静電気も起きないからです。
皮膚へのストレスも最小限で済みます。
化学繊維が多くなれば多くなるほど、皮膚のストレスも多くなると考えて下さい。
特に就寝時なんかは思いのほか衣類を布団にこすり付けてますので、絶対に綿100%の衣類で揃えることをオススメします。
綿100%のTシャツに綿100%のスウェットだけだと真冬は寒いので、スウェット2枚重ねでいかがでしょう。
綿100%での重ね着は摩擦も少ないので思いのほかゴワゴワ感はありませんよ。
腹巻の効果
私は今の時期はお風呂以外のすべての時間腹巻を着用しておりますが、まぁ最高です。
具体的に言うと、一枚着ているぐらいの勢いです。
実際色々な方に話を聞くと『ゴワゴワするでしょ?』と。いや、上でも書いた通り綿100%だとそこまでゴワゴワしません。摩擦が少ないからです。
腹巻き自体が発熱することはありませんが、実際動いていると結構暑くなります。皮膚も痒くなります。素材によるものではありません。表面の血流が良くなっているからです。そうなるともう腹巻は取りますが。
最善は腹巻と湯たんぽ
腹巻も実際のところ温めるという作用はなく、最低限の土台のような意味合いなので、温めるということを目的とするとやはり腹巻+湯たんぽが最善となります。
しかし湯たんぽは実際持ち運びできませんので、とりあえず就寝時のみとなりますでしょうが、効果は十分でしょう。
できればリビングでゆったりしている時なんかもおなかに抱えとくとなお最高です。
あとの使い方は↓別記事↓でオススメしているのでそちらもどうぞ
《冷え性には湯たんぽが最高》☜click
おなかにカイロは?
実はカイロ自体に身体を温める作用というのはそこまで期待できません。
ですが、『寒くない』『気持ちイイ』ということは非常に大事であり、そう感じるというだけでも効果はあると考えてよいでしょう。
『冷やさない』という目的としては無いよりもあった方がいいかも知れません。と、いうぐらいです。