という事は実はその痺れや症状がヘルニアからのものではなかった。
そもそも見当違いだった!!
という事です。
ヘルニアという診断の曖昧性
実は痺れや怠さ、痛み等の症状が無い方でも、画像(レントゲンやMRI等)を撮ってみたら、ヘルニアの所見が見られた。という事はかなりあります。
どういう事かといいますと、実際に椎体にヘルニアがあっても、それが原因で痺れや痛み等の症状に繋がっているとは言い切れないんです。
そして、症状が強く、手術を進められるような方でも、『良くなるかどうかは手術してみなければわからない』という事を、医師が通告する、という事がほとんど。
なぜでしょう??
そこが原因になってる症状であれば、そこを改善させれば症状は解消する。はず。
悪しきパターン化
強い腰痛+片足の痺れ=ヘルニアの疑い
↓↓↓
画像診断(レントゲン・MRI・CT等)
↓↓↓
ヘルニアの所見⇒診断
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手術摘要
でも、『手術してみなければわかりません』・・・・・
⇒これって『(本当にそこからの症状かはわかりません)』という事ではないでしょうか??
腰痛と痺れの原因は同じ?
腰痛と足の痺れが同じ原因で出てるとは限りません。
もしかしたらそれぞれ別の要因での症状(坐骨神経痛と腰痛)かも知れません。
別の要因であるとすれば、たとえヘルニアからの症状だとしても、腰痛は治ったけど痺れはそのまま。
か、痺れは取れたけど腰は痛いまま・・・・・・・・
それならまだ良い方ですか。
『どっちもなんも症状が変わらない』という事も多々あります。
昨今のヘルニアの定説
そもそも椎体から飛び出しているヘルニアは、一定期間で元に戻るというデータもあります。
ある程度は『放っときゃ治る』という事なんです。
椎間板ヘルニアに限らず、時代と共に考え方も色々と移り変わり、今も全てが現在進行形です。
昔は当たり前に行われた事がある日突然否定に変わる、という事はどの世界でも結構あるでしょう。
常識というのは何気に当てはまりません。
視野を広げて見ていかないと、置いて行かれますね。
変わらない症状でお困りの方、違う視点も必要ではないでしょうか??
症状があるという事は必ず原因があります。
画像には写らない原因の方が圧倒的に多いんですよ。