悲しい事に何回も何回もブロック注射をしたという話を今もなお聞きます。
お決まりの『その時だけはね』。
そりゃあそうです。
ブロック注射というのは読んで字の如く、『ブロックしているだけ』なんですから。
効果が一過的なのは当たり前です。
しかし、本当にもうたまらない程しんどい場合は私もブロック注射自体は否定はしません。
なんせ私も猛烈な歯痛に襲われてた時は1日4回もロキソニンを服用してましたから(笑)
っと、話がそれましたが、とにかく、本当に辛い時はしょうがないとは思います。
が、ある程度のリスクも理解しておかないといけません。
【ブロック注射のメリット】
とにかく、その時は楽。というのが、唯一のメリットでしょう。
常に痛みに悩まされている生活からの脱却、それがたとえ一時であっても、痛みで悶えるよりはマシです。
ただ、効果が切れると・・・・・・・・・
【ブロック注射のデメリット】
簡単に言えば、『悪い状態でさらに無理をすることになる』という事です。
効いてる時は痛みが基本的に消失又は軽減(しない場合もある)しますが、問題はそれが効かなくなった時です。
遅かれ早かれ効果は絶対に切れますが、その効果が効いているという時間帯も別に『治った!!』というわけではなく、『ただ痛みを感じていないだけ』という事です。
なので、ブロック注射の効果が効いている時で痛みが無い状態の時でも、その痛みの原因というのはなんら変わりは無い状態で存在する為、効果が切れた時はより悪い状態になっている事が多いようです。
そして藁をもすがる思いでまたブロック注射。
悪循環ですね。
ブロック注射は治療ではなく、処置です。
応急処置。
応急処置では治りませんよね。
特に原因が見つからないのにダラダラと引っ張る病院は早めに切り上げて、転院しましょう。
病院で一通り検査して特に異常が無い場合は、我々の仕事です。
まずは病院で重大な異変が無いか確認する事は非常に大事な事ですが、レントゲンやMRI、各種検査で異常が無い場合は、それ以上特にすることも無い(意味が無い)ので、身体の負担になるだけです。
辛いのでしょうがないという事もわかりますが、勇気を持って、別の院の扉を叩いてみて下さい。あわよくば治療院えんの(笑)