ストレートネックって昔からあったの?

最近よくこのワードを目にする、又は耳にしますが、そもそも何なのか??

昔はこの言葉はありませんでしたよね。

でもここ7~8年程でえらく聞くようになりました。

ではそれ以前はこのような状態が無かったかというと全くそうではなく、だいぶ昔からこのような方は多かったと考えられます。

ただたまたま最近その状態についての『名前が付いた』というだけです。

ちなみに状態の名称であり、病名ではありません。

 

ストレートネックとは??

↓↓↓こんな感じです↓↓↓

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要するに、頚部(首部分)において本来S字を描いてないといけないところがストレートになってしまってる状態の事を指します。

これは個人的な見解になるかも知れませんが、あくまで頭が前方に落ちてしまってる事が前提となります。

別の言い方だとヘッドダウンと呼ばれたりもします。

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上右図は正に首の骨が真っ直ぐになってしまってますが、これもそもそもは俗に言う猫背の状態にあったと考えられます。

姿勢が正しい人で、このように湾曲が自然に消失しストレートになるというのは中々考えづらく、猫背のによるストレークネックの方の姿勢を無理矢理(意識的に)頭を持ち上げた状態にもっていき、撮った画なのではないのかなというのが正直なところです。

当院の見解では、まず長年を掛けて猫背の状態を自分で作り上げ、その結果ストレートネックと呼ばれる状態になってしまうといった感じです。

猫背があってのストレートネックでしょう。

 

なぜストレートネックという状態になるのか??

簡単に言うと、

●猫背であること

と、

●頭が前に落ちてる

からです。

 

ストレートネックという状態の人に起こりやすい症状

頭部が前に少しでも落ちた時点で、今度はそれを支える為に、背部の筋肉の緊張が強くなってしまいます。

背部が力を入れなければ頭部はそのまま前に落ちてしまうから、それを支えようと筋肉達が後ろから引っ張ってくれているのです。

なので、その状態が続くとなると、まず『肩凝り』、そして『頭痛』、加えて『背中の痛み』『腰痛』にも大いに関わってきます。

人によっては『眼痛(眼精疲労)』『めまい』『肩関節の痛み』にも繋がりやすく、様々な症状の諸悪の根源にも成り得ます。

 

ストレートネックという状態にならない為には??

猫背の前提として、頚部と胸部の前面の緊張が強くなってしまっているというのが考えられますから、自身でできる事と言えば前面のストレッチです。

以下、文字にするとややこしいですが、かなり効果的なストレッチ法二つです。

●頚部の前面を伸ばすつもりで顎を上に突き上げる(グ~っと上を向く)

この時、頭を左右にゆっくり動かしてあげることにより前面は前面でも片面ずつストレッチできます。

肩甲舌骨筋

↑真ん中の胸鎖乳突筋という太い筋肉をストレッチするイメージです。

 

そして、

●胸部の前面のストレッチ

なのですが、文章で説明するのは難しいので、御来院頂いた患者様にはしっかり説明させて頂いております。

 

そしてなにより、肩関節、肩甲骨含めよく動かすという事が最も大事でしょう。

とりあえず『腕を耳に着くぐらい上げて背伸びする』『肩甲骨を動かすつもりで内回し外回し20回ずつ行う』の二つでだいぶ良い状態は作りやすいです。

御来院頂いた患者様にはわかりやすく身振り手振りで説明させて頂いておりますのでわかりづらいですがお許し下さい。

 

最も大事なストレッチの方法が文章だけでは伝え辛く尻切れトンボ感が半端無いですが、話を戻すとストレートネックというのは病名ではなく、ただその状態に名前を付けただけのものですので、もし病院で診断されたとしても私的にはあまり気にしないでよいと感じます。

 

ただ、それがなにをもって出来上がってる状態なのかという事をしっかり把握し、それを解消することが最も大事ではないでしょうか。

 

そして、より良い状態を少しでも長く維持できるようなお身体作りをサポートできるようストレッチの指導含め全力で精進させて頂いております。