そもそも発酵ってなに?
現象として説明すると実は腐敗と同じです。
発酵って腐敗とおんなじなんです。
いや、ホント。
いや、違うやろ!どう考えても!
いや、誰がどうあがいても同じなんです。
本当です。
しかし・・・・・言葉が違うということは、意味も違うというもの。
ホントのところどうなの?
発酵と腐敗の違いとは?
人間にとって都合のいいものは『発酵』。
人間にとって都合の悪いものは『腐敗』。
なんてこったい。
ホントです。
なんてこったい。
ココ最近一の衝撃です。
なんてこったい。
具体的にいうと、その過程で人間にとって有益なものが生成されるか否かということです。
生成されるものが有益⇒発酵。
生成されるものが有害⇒腐敗。
です。
だから例えば納豆が鬼のように嫌いで仮に食べたら嘔吐してしまう程嫌いな方にとっては、納豆も発酵食品ではなく腐敗食品ということ、にはなりませんが。
しかし、国が違えば例えば納豆とかイカの塩辛なんか腐ったようなもんだからそういうことなんでしょう。
なんてこったい。
具体的に何?酵素との違いは?
微生物の働きにより、有機化合物が分解され新しい物質が生成されること、その物質変化、現象のことです。
発酵も腐敗も。
間に酵素が関わるといった具合です。
発酵・腐敗は現象。酵素は物質です。
発酵食品ってなにがあんの?
皆様何を思い浮かべます??
《納豆》《ヨーグルト》。
これは誰でも思い浮かべますよね?
似たところで言うと《キムチ》《チーズ類》もそうですね。
あとは《ビール》《ワイン》《パン》も。
《甘酒》《鰹節》とかもですよ。
そして《味噌》もそうですが《醤油》《みりん》《酒》も発酵されて出来上がります。
要するにあなたの食卓も既に発酵食品だらけです。
あとは何によって発酵しているかという問題で、『カビ』、『細菌』、『酵母』、とありますが詳細は割愛します。
じゃあ発酵食品ってなにがイイの?
簡単に言ったら発酵させることにより、人間にとって好都合な物質が生成される、つまり栄養価が上がるんです。
旨味も上がりますが、それはアミノ酸が生成されるからということです。
発酵が一定以上進んでしまうと上で書いた通り人間の都合上『腐敗』ということになるということですね。
つまりピークがあるということです。
いかに発酵食品は日持ちが良いといっても一定期間以上になるとそれそれで腐敗しますので、ご注意を。
では、なにがイイの?の具体的な項目は、
●乳酸菌やビフィズス菌等いわゆる善玉菌、良質な菌を多く含む
●ビタミン・ミネラルを多く含む
●発酵することで分子が小さくなるので生体に吸収されやすくなる
●発酵が進むことで、人間によって好都合な物質が増える
●アミノ酸の生成が増すので、旨味がアップする
●大腸小腸の運動を正常化させる(腸内環境を整える)
●免疫活動を活性させる物質が多い
等々。
そして人間というのは本来ビタミンを自ら生成することができないのですが、乳酸菌やビフィズス菌は腸の中に於いてビタミンの生成を促進してくれるという働きもあり、そのビタミンが人間にとって必要不可欠な物質であることは言うまでもありませんね。
腸活と発酵食品
昨今【腸活】という言葉をよく聞くようになってきましたが、どうこうことなのかというと【腸内環境を整えること】です。
この言い回しも非常に抽象的で随分ごまかした感がありますよね。
要するに発酵食品や食物繊維、オリゴ糖等を意識して食事に混ぜてみては?ということです極簡単に言うと。
腸活と発酵食品の関係性に関しては情報量が多くなるので、また後日書いてみたいと思っておりますのでここではご勘弁を。
※注意点※
たとえば腸活と称して毎食ヨーグルトを食べるとします。
実はヨーグルトに関しては身体を冷やす作用のある食べ物ですので、中長期的にみた時に、食べ過ぎだと冷え性へと繋がってしまいます。
パンなんかもいくら身体に良さそうなものがたくさん乗ってるからと毎食パンになってしまうと、小麦粉を多めに摂取しているということになってしまい、便秘にも繋がりやすくなりますし、こちらも中長期に考えると冷え性を誘発します。
要するに良いのは良いんだけど、適度が最適だということはなんでもそうなんですけどね。