【そもそも自律神経とは??】
⇒自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して、身体の機能をコントロールしている神経のこと。
手を動かしたり、歩いたり、っていうのは自分で意識でできますね。それ以外の《自分の意識でできないこと》を自律神経っていうのが身体の各部を調整してくれています。
《例えば》
●心臓が動く
●血流が流れる
●栄養を吸収する
●尿や便を調整する
●汗をかく
●唾の調整
●等々・・・・・・・
要するにほぼなんでもです。
自分でできる事以外のほぼ全部です。
がっつり走ったあとはハァハァしますし、心臓もドクドクしますし、汗もかきますね。
それは全部自律神経っていうものが、それぞれを状況に合うように調整してくれているんです。
【自律神経の内容って??】
⇒大きく分けて《交感神経》と《副交感神経》の2つに分けられます。
【交感神経ってなに??】
⇒自分が活発に動いてる時、運動している時、興奮している時に、その状況に合うように身体を調整してくれている神経です。
簡単に言うと、走ったあとは、
●心臓バクバク
●息ハァハァ
●口カラカラ
●その間、胃腸はお休み
等々。
【副交感神経ってなに??】
⇒自分がゆったりしている時、寝ている時、リラックスしている時に、その状況に合うように体を調整してくれている神経です。
簡単に言うと、寝てる時は、
●心臓ゆっくり
●呼吸もゆっくり
●血流もゆっくり
●胃腸は少し活動します
等々。
の、【交感神経】と【副交感神経】をまとめて【自律神経】と言います。
【では自律神経失調症って??】
⇒読んで字の如く、自律神経がなんらかの原因で失調、バランスを失う事により、出る症状全般の事を言います。
バランスを失うという事は上記の《交感神経》と《副交感神経》のバランスを失う、という事です。
【要するに何が言いたいか?】
自律神経失調症という言葉は、しっかりした原因が無いほぼ全ての症状に当てはまってしまう、という事です。
●『なんか汗が出る』
●『動悸がする』
●『胃がもたれる』
●『便秘だ』
●『なんか腹の調子が悪い』
●『生理がおかしい』
●『めまいがする』
上記は一例に過ぎませんが、このように『なんだかよくわからない症状』というものには『自律神経失調症ですね。』と言ってしまえば成り立ってしまうんです。
そうです。
『なんだかよくわからない症状』には『自律神経失調症ですね』って言っときゃいいという、いわばとても便利な症状名なんです。
『自律神経失調症』といえばまぁその通りではあるんです・・・・・・・・
もしそれなりの知識を有する方が言われたとすれば、『んなこたぁわかってますよ。』という感じではないでしょうか。
要するに、『自律神経失調症ですね』と、言われたとしても、あまり気にしないで下さいね、っという事です。
だって、なんでも当てはまっちゃうんですから。
あえて言うなら、その先の説明をしてくれるところは信用するに値するかと。