ぎっくり腰とは?
急性の腰痛全般を指します。正式な医療用語ではなく、通称ですので、なった人が『こりゃあぎっくり腰ばい!!』となればそれはぎっくり腰です。
さて、まず最初にぎっくり腰というのは結果であり、その原因となるものが絶対に存在します。
痛みが出るのはぎっくり腰というだけに腰ですが、その腰自体が悪者になってるという事は極少数です。
発症した時は結果的に骨盤の変位(ゆがみ)はほぼ100%出ますが、これも結果的に出るものであり、その原因となるものを探し、それを解消させないと、例えそこだけ治したとしてもまた発症しやすい状態が続いてしまいます。
ぎっくり腰の原因
●上半身⇒主に首周り~背部の緊張が大きく関係します。
●下半身⇒太ももの筋肉はほとんどが骨盤に向かって付いてるのでこれが大きく関係します。
●内面的な問題⇒内臓です。特に胃・肝臓・腎臓は関係が深いです。
これらはどれか一つが原因となる訳では無く、それぞれが多少なりとも関わってきます。
経験から申しますと、頭の動きが伴った時に痛みがボンっと出る場合がほとんどです。
なので首の状態というのは絶対に無視できないポイントです。
ぎっくり腰の治療法
急性の痛みには特に鍼治療(鍼灸治療)をオススメします。
なぜかというと、ぎっくり腰になった時点で筋肉の緊張というのは非常に高い状態にあり、鍼灸治療ではそれに対して効果的に筋肉を緩和させることができるからです。
加えて内面的なアプローチ(内臓のバランスの調整)にも強いので、それも含めた治療を行う事ができます。
以下は鍼治療以外の方法です。
①まずは問診にて原因を探ります。
ひとえにぎっくり腰と言ってもその症状・原因は様々ですので、まずはとにかく原因の究明が最優先です
そして、
②骨盤を調整(補正)⇒痛みの変化・改善が最も出来得るので、まずは少し調整します。
③横向きになれる方はベッドにて治療していきます。
※もちろんボキボキなんてもってのほかです。急な症状の方にはむしろ禁忌と考えてます。
※横向きになれない程、痛みが強い方は座ったまま治療していきます。
④ベッドでの治療を終え、次に座った状態で症状を確認しながら調整していきます。
⑤再び骨盤を調整します。
⑥必要に応じて足首にテーピングを施します⇒足の付き方を調整することにより、下半身の全体的な使い方が変わる為、結果的に症状も改善しやすいです。
加えて、自身でも注意するべきことはたくさんあるので、それらをお伝えして、あとは自宅でも簡単な体操をやって頂く為、それを指導させて頂いております。
どーしてもどうにもならない程の痛みという方はとりあえずお電話下さい。
お時間の指定はさせて頂きますが、ご自宅まで伺っての治療もしております。
ぎっくり腰というのはその症状だけ診てもどうにもなりません。
原因があるからそこまで痛くなるものです。
その原因を改善するということは根本的に治すという事。
根本的な解決がなによりも一番大事です。