ぎっくり腰の治療は基本腰は触りません。
なぜなら、腰自体が悪くて腰が痛いのではなく、他のところが悪くて結果的に腰が痛くなってるからです。
その他のところを良い状態に戻してあげることにより、結果的に腰の痛みは取れます。
なので、当院では腰も少しは触りますが、基本的に全体を診て、痛みの原因となっている箇所を中心に治療をすすめていきます。
腰を押しても悪化するだけです。
最も大きく関わっているのは首周りと背部
ぎっくり腰になる直前というのを思い起こしてみると、首周りの違和感や背部の違和感を感じてた方は多いです。
首周りの違和感や、背部の違和感というのは立派なぎっくり腰のサインでもあります。
逆に首周りの治療や背部の治療をしっかりとしないと、ぎっくり腰は中々良くなりません。
割と多くぎっくり腰をされる方等は、その辺の違和感が出たうちに対処することで、ぎっくり腰を予防できます。
あとは下半身に関しても影響は強いのでその方の原因に合わせて治療は行います。
ぎっくり腰は結局日々の蓄積の結果
ある日突然0が100にはなりません。
日々の生活の中で少しずつ悪い基礎を作りそれがぎっくり腰のベースとなります。
悪いベースがある状態がある中で、なにかきっかけがあってそれがぎっくり腰の引き金となります。
引き金があってもそもそもの状態が悪くなければたいしたことにはならないですよね。
そもそもの状態が悪い、から、ぎっくり腰になる。という事であり、結局自身で日々積み重ねた結果、という事なのです。
『ぎっくり腰はクセになる』という事はありません。
なぜぎっくり腰になってしまうかと言うと、そもそも良くない状態で使い続けているからです。
痛みが出たその時に急激に身体の状態が変化するという事はそうそうありません。
日々少しずつ少しずつ自身で蓄積していってしまっているのです。
一度ぎっくり腰をしてしまうとクセになるという方は多いですが、それは少し違っていて、そもそもの状態が悪いまま、つまりぎっくり腰になりやすい身体の状態で日々生活してしまっているからというのが現実です。
悪いベース・悪い基礎が常にあっての引き金は些細な事で、といったイメージです。
どうすればぎっくり腰にならないか?
軽い運動をしないといけないというのは当たり前ですね。
でも時間が無くて絶対無理!という方はどうすればいいんでしょう。
当院では簡単な体操をお伝えしております。
簡単ではありますが、日々してるのとしてないのとでは、ぎっくり腰のリスクは雲泥の差があります。
加えて、もう一つお伝えしているのが、とにかく上半身・肩周りをよく動かすこと。
イメージとしては肩甲骨を動かすことです。肩を90°以上まで動かすことにより、肩甲骨が動きそれに伴い、背部も含む肩甲骨周辺の筋肉も動きます。
先にも書いた通りぎっくり腰というのは、首周り・背部の筋肉の緊張が多大に関係します。
肩甲骨をよく動かすことで、ぎっくり腰の予防にもなるという事なんです。
しかしちょっと動かしただけではあまり効果的ではないので、具体的に言えば【内回し・外回し各20回ずつ】はやって頂きたいところです。
結構疲れますが、疲れるぐらいやって下さい。
絶対に効果はありますし、ついでに肩凝りも楽になりますよ。
ぎっくり腰の治療は当院にお任せ
ぎっくり腰の痛みを取るにあたって最も大事なものの一つは引き出しです。
ただ『ぎっくり腰』というふうにまとめても、その内容は様々です。
ぎっくり腰という症状に一概に同じ事をしても良くなる人は良くなるかも知れませんが、世の中そう甘くはありません。
人々の生活スタイルはそれぞれで、顔が違うように筋肉の形成の仕方、緊張の仕方、姿勢に関しても同じ人はいません。
なので、『なぜぎっくり腰になったか?』という原因もそれぞれなのです。
全ての方に於いて、その『なぜ?』をしっかり紐解いてなるべく根本から改善できるように当院では治療を行っております。