最早ジュース。

とてもとても美味しかったです。

 

さて、その2日後程、なんだか朝起きると背中が痛い。

色々動かして確認してみるも上が向けない。

首イタイ。

 

『は!これは!』

そう。

いちご狩り・・・・・

 

今回のいちご狩りはあの俗に言う《高設栽培》ではなく、ハウスの中の普通の地面に植えてあるタイプのトラディショナルスタイル。

↑こういうタイプが《高設栽培》、私が今回狩ったのはこういうタイプ↓

ずっとず~っと立位でかがんだままスクワットしてたようなものなので、『あぁこれ足筋肉痛なるわ』とは思っておりましたが、思いのほかそれはそれ程ではなく、なにより、首がイタイ背中がイタイという状態に相なってしまいました。

それにしても実際は妻とかに比べるとそこまで多分頑張っていません。

疲れたので。

にも関わらず結構な後遺症というか多分そういう感じなんでしょうけど中々なアレです。

以前書いたことはありますが、奇跡的に夜のランニングも週2回は死守して続けてこれている現状ですが、多分それを継続してなかったらもっと酷い状況になっていたと思います。

農家の方々には頭があがりませんね。

 

そのメカニズムは?

さて、いつも当院では症状になるまでのメカニズムを順を追って説明させて頂いておりますが、なぜいちご狩りがそこまでの症状に繋がるかを紐解いてみましょう。

その前に大前提として、

●頭部は体重の約1割強。つまり5㎏~7㎏。

●頭部の重さはボーリング球と同じぐらい。

そんな重いもんを支えているなんて位置関係によってそりゃあ負担のかかり方もかなり違うということでしょう。

↓こちらが生理的に適正な姿勢であり、このような1本スッと線が引けるような姿勢が身体のあらゆるところに負荷がかからず、物理的に『楽な』姿勢です。

これが頭が前にさがることにより、

↑まず赤いところに負荷がかかっていきます。

なぜならば、〔頭部を支えないといけないから〕

頭部を支える為に背部から引っ張ってくれているようなイメージです。

そしてこれが一般的な《肩凝り》の原因です。

そしてこれがドンドン顕著になってしまうと、

↑こんな姿勢になってしまいますが、同時に赤線のところにも劇的に負荷が増加します。

この姿勢からやっとこれからいちご狩れるぐらいのかがみ方になるわけですから、実際のいちご狩りに於ける各部の負担の増加は言うまでもありません。

ですが、これ大事なんですけど、多少の猫背でも実は同じような負担のかかり方はどうしてもするので、ちょっと猫背になっている方は最早同時に同じように負荷が増えていると言えます。

↑こんな感じ。

なので、

●なんとなく下半身がダルイ。

●なんとなく腰が重い。

●時々お尻がイタイ。

●なんとなく頭が重い。

等の症状も猫背の初期症状と言えます。

 

いちご狩りの姿勢はその最たるものと言えるということです。

 

そしてこのような症状は放置しておくことでぎっくり腰の種となります。

必ず。

 

ということで皆様、なにか普段と違うことをやったら、たとえその時に症状が無くとも、ストレッチは時間をかけてゆっくりとやるようにしましょう。