ストレートネックというのは前にも書いた通りただのその状態の名前であって病気の名前ではありません。

言ってしまえば『頚椎が真っすぐです』ということにただカッコよく言っているだけのものです。

なので、実際はそんなに騒ぐ問題でも無いと思うのが正直なところですが、最近本当によく耳にするようになってきたので、ストレートネックというものを紐解いて考えてみます。

ストレートネックとは?

こんなイメージです。

生理的に正常な状態とは↓こんぐらいの湾曲している状態です。

ちょっとわかりづらいですよね。

若干のカーブを描いていないといけないところ、それが真っすぐな状態になってしまっている状態のことをストレートネックと言います。

 

なぜストレートネックになってしまうか?

要するに頭部が前に行き過ぎてしまうことにより、相対的に頚椎が真っすぐになってしまう状態です。

簡単に言うと『猫背』になると『ストレートネック』になります。

極論『猫背=ストレートネック』は、言いすぎかも知れませんが、あながち間違っているとも言えないところです。

 

ストレートネックによる弊害

猫背による弊害とも言えますが、ストレートネックという状態になることによって考えられる症状は以下の通りです。

●肩凝り

●頭痛

●めまい

●吐き気

●手の怠さ・痺れ

●肩の痛み

●肩が上がらない

●背部痛

●腰痛

●ぎっくり腰

書きだせばキリがありません。

要するに「頭が前に下がってしまう事」というのはそれ程重大案件であり、絶対悪と成り得てしまうということなんです。

 

ストレートネックにならない為には?

ずっと同じ姿勢で長時間なにかをされている方等に非常に多いこのストレートネック。

それを予防するにはやはり軽い運動が一番です。

『色々な動きをする』ということがなにより一番大事ですが、極単純なウォーキングでも十分効果的です。

他にはピラティスなんかも非常にオススメですし、もっと簡単なものであればラジオ体操なんかも大いに効果的でしょう。

とにかく『色々な動きをする』ということが最も大事だといえます。

当院では症状に応じてストレッチポールやバランスボールを使用した効果的なストレッチ等も提案させて頂いております。

 

ストレートネックになってしまったら?

『なってしまったら?』と『ならない為には?』ということには大した差はないように思います。

ストレートネックになってしまったからといって、もうずっと今後そのままというわけではありません。

自分の努力次第でどうにでもなります。

そもそもその定義のラインも曖昧なものなので、ストレートネックと言われたからといってそこまで悲観する必要は全くありません。

言ってしまえばただの猫背です。

ただ努力だけでは中々その改善効率も悪いので、その辺は我々のようなプロの力も利用するとより解決時間も早くなりますのでお悩みの方はいち早くご相談頂ければと思います。