前から見た図です。

『腸腰筋(チョウヨウキン)』といいます。

 

腰痛にだいぶ関係が深い筋肉

腸腰筋とは図の赤い部分の筋肉の事なんですが、この腸腰筋という筋肉が緊張してくると、ほとんどの場合腰に痛みが出てきます。

その痛みの特徴はというと、基本的に腰を後ろに(上に)反らした際(後屈時)に痛みが出るパターンが多いのですが、中でも特徴的なのが、

⚫『あお向けで寝るのがキツイ』

⚫『いつの間にか横向きになってる』

⚫『仰向けだと腰が浮いた感じ』

の三つです。

この三つが腸腰筋由来の腰痛の三代症状とでも言いましょうか。

実際のところ、腰痛持ちと自負される方のほぼ全ての方が、この腸腰筋が慢性的に緊張しているというのが現状です。

 

なぜ腸腰筋が緊張してしまうのか?

①、股関節を曲げてることが多い(イスに座ってる事が多い・車の運転が多い等)。

②、前に体重がかかった作業をする事が多い。

③、下を向いてる事が多い。

④、猫背。

なんかが原因となります。

もちろん上記に当てはまる方全てが腸腰筋も過緊張してる、というわけでは御座いませんが、とにかく上記にあてはまる方が多いです。

そしてこの腸腰筋が過緊張を起こしている方に対しては、いかに骨盤矯正・骨盤調整をしようが、カイロプラクティックを施そうが、そこで良い状態に戻ったとしても、筋肉が慢性的に緊張している限りはまたゆっくりとそちらに引っ張られてしまい、徐々に悪い状態に戻ってしまいます。

骨盤矯正・骨盤調整はもちろんすごく大事なのですが、筋肉の緊張を良い状態に戻さないと、良い状態というのは維持できないということです。

腰痛にもそれぞれ明確な原因があり、それを除去しないと中々痛みは取れません。しっかり原因を把握したうえで、いかに的確にそこにアプローチして改善させるか。ただ痛いとこを揉んだり痛いとこに電気や湿布をあてたりしただけでは何の解決にもなりません。

 

腸腰筋も含む腰痛の治療

腸腰筋を的確に緩めるには多少技術が必要です。

デリケートなところでもあるので、当院では鍼治療ではなく、手技治療でのみアプローチしております。

腸腰筋のアプローチをしないと、取れる痛みも取れません。

ただ腰が痛いからといって腰を揉むような院は問題有りです。

当院では効率良く、腰の痛みを取る為、ほとんどの場合腰自体は触らず、周りからのアプローチで結果的に腰の痛みを取っていきます。このような治療には知識と経験が不可欠です。

かつ今回の腸腰筋のような筋肉に的確にアプローチするにはある程度の技術が必要です。

ただ『腰痛』といってもその中身・原因は様々ですので、原因判別含めてお任せ下さい。

 

他にも「こんな時にだけ痛くなるんだけど・・・」等々、ちゃんとした特定の原因があることがほとんどです。

もちろん『違和感』や『怠さ』、『重い感じ』等も同様に明確な原因が存在します。

症状の種類・強弱問わず、なんでも御相談お待ちしております。

 

 

 

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